篠山藩の貴重な武術関係資料を寄贈していただきました(令和3年10月)

更新日:2021年10月17日

  茨城県日立市の黒澤弘樹さんより、篠山藩剣槍術師範などを務めた機迅流剣術始祖の依田家に関する近世から近代にかけての貴重な古文書132点を寄贈していただきました。黒澤さんは、居合文化研究会に所属され、各地域の武道武術に関する調査研究に取り組まれているということで、篠山藩の武術関係資料も入手され、調査研究後、どこかに寄贈をご検討されている中で、丹波篠山市が市史編さん事業をすすめているということから、貴重な資料を今回寄贈していただくことになりました。

  黒澤さんから寄贈いただいた資料には、江戸時代中期から末期にかけての篠山藩の武術関係資料が多く含まれます。市史編さん事業で収集・調査している資料の中には、これまで武術関係資料がほとんどなく、今後篠山藩の青山家における武術関係を調査研究する上で貴重な資料群です。今後、市史編さん事業による調査を進め、丹波篠山市史の編さんに活用させていただき、末永く大切に保存していきます。

寄贈いただいた資料の一部
寄贈いただいた資料の一部

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  現在、丹波篠山市では、地域の歴史と文化を未来に伝えていくことをめざして、原始から近現代までの様々な資料を調査研究し、令和10年度の全編刊行を目途に「丹波篠山市史」の編さんに取り組んでいます。

  地域で過去にどのようなことがあったのか、住んでいた人々がどのような暮らしをしていたのか、どのようにして現在のまちになってきたのかなどについて、市史編さんを通して明らかにし、市民の皆様に親しまれ、活用される市史となることをめざしています。

そのためには、昔の出来事などが記録された古文書や日記、写真などの資料を収集し、調査研究する必要がありますので、丹波篠山に関する昭和30年代ごろまでの古文書や写真、地図などの資料の情報がありましたら、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。資料は写真撮影など記録を作成した後、ご返却し、市史編さん事業に活用させていただきます。また、資料の活用が終わった、置き場所がない、整理に困るなどの事情で丹波篠山に関する古文書などの寄贈や処分を検討されている場合もご相談下さい。

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