9月22日(祝)開催「第49回篠山春日能」
【開催報告】「第49回篠山春日能」が開催されました
9月22日(祝)、丹波篠山市内は秋雨前線の影響であいにくの雨でしたが、午前中には小雨となり、修理が完成したばかりの春日神社能舞台で「篠山春日能」が開催されました。
約300名が参加し、人間国宝 大槻文藏氏ほか出演者による能と狂言が上演され、途中の雨風もまるで演出の一つであるかのように境内は厳かな雰囲気に包まれました。
<羽衣> 天女 大槻文藏
ご観覧いただいた方からの感想を一部ご紹介します
・初めて来たのは2017年だったと思いますが、とても楽しく、それ以来毎年来ています。とても贅沢な気分。環境の良さ、非日常が楽しめる素敵な時間です。これからも長く続けてほしいです。(丹波篠山市)
・初めて能を観たが、衣装や面、所作がとても美しく感動した。鼓や笛、謡も本物を初めて聞けた。狂言は現代人も笑えるもので感心した。これらが今日まで残っている事には感謝してもしきれない。(三田市)
・初めて鑑賞しました。謡、掛け声、楽器の音、その空間で自然と鳴く烏の声、舞を踊る姿、全てに感動しました。(大阪市)
・時折の雨や風は神様が喜ばれてお越しになったように感じました。屋内ではなく春日神社だからこその趣のある公演でした。(川西市)
・屋外なのにとてもクリアに聞こえたり、照明も無いのによく見えて楽しめました。ご出演の方々の気迫が伝わってきました。あいにくの雨でしたが、スタッフの皆様の感じがとてもよかった。(多摩市)
・音響の仕事をされてきた方から「篠山の春日神社の能を観なさい」、「観るなら春日神社から」と言われ、やっと観ることができました。初めての能でしたが、もっともっと知りたくなりました。(明石市)
<猩々乱> 猩々 梅若紀長 梅若志長
次回、「第50回篠山春日能」は令和7年4月12日(土曜日)に開催します。桜舞い散る能舞台で上演される50回目の「篠山春日能」をどうぞお楽しみに。
詳細はHPで決定次第ご案内いたします。
前回の篠山春日能の様子(令和4年4月)
「第49回篠山春日能」にご参加の皆様へのお知らせ
本日9月22日開催の「第49回篠山春日能」は、予定通り春日神社能舞台で開催いたします。
公演中雨が降る可能性もありますが、客席での傘のご利用はできませんので、カッパ等の雨具のご用意をお願いいたします。なお、事務局でもレインポンチョをご用意いたしますので、そちらもご利用ください。
皆様お気を付けてお越しください。
第49回篠山春日能チラシ (PDFファイル: 805.3KB)
イベント概要
日時
令和6年9月22日(日曜日)開場11:00 開演13:30
会場
国指定重要文化財 春日神社能舞台(兵庫県丹波篠山市黒岡75)
※小雨の場合は能舞台(屋外)で行いますが、荒天の場合は、市立田園交響ホールに会場を変更します(当日の午前9時に決定し、HPにてお知らせ致します)。
演目・出演
能「羽衣(はごろも)」大槻文藏
狂言「千鳥(ちどり)」茂山千五郎
能「猩々乱(しょうじょうみだれ)」梅若志長、梅若紀長
入場料
指定席
・A席(正面):前売6,000円 当日6,500円
・B席(正面後ろ):前売5,500円 当日6,000円
・C席(脇正面):5,000円 当日5,500円
自由席(中正面)
・一般:前売4,500円 当日5,000円
・高校、大学生:前売2,000円 当日2,000円
※高校・大学生券をご購入の方は、当日に生徒証・学生証をお持ち下さい。
チケットの購入について
【前売券販売期間:令和6年(2024年)7月1日(月曜日)から令和6年(2024年)9月13日(金曜日)まで】
前売チケット販売場所:ローソンチケット、篠山能楽資料館(丹波篠山市河原町175 電話番号 079-552-3513)、篠山観光案内所(丹波篠山市北新町97 電話番号 079-552-3380)
ローソンチケット | 篠山能楽資料館 | 篠山観光案内所 | |
A席 | × | × | × |
B席 | 〇 | × | × |
C席 | 〇 | × | △ |
自由席 | 〇 | 〇 | 〇 |
【〇…残席あり △…残りわずか ×…残席なし】
当日のご案内
雨天の対応について
小雨の場合は屋外の能舞台で行います。その場合、客席での傘の使用はできません。かっぱ等の着用をお願いします。
主催者側でもレインポンチョをご用意しておりますのでそちらもご利用いただけます。
熱中症対策をお願いします
晴天の場合は高温が予想されますので、こまめな水分補給や帽子の着用などをお願いします。なお、日傘・雨傘の利用はできませんのでご了承下さい。
ご入場の流れ
公演当日は11時に開場し受付を開始します。
前売券をお持ちの方は受付にお進みいただき、チケット受付をいたします。前売券をお持ちでない方は、当日券販売テントでご購入下さい。
○自由席の方
・チケット受付にて「席札」をお渡ししますので、お名前を記入いただき、自席の目印としてお使い下さい。
○指定席の方
・チケットについて記載の席種・席番号をご確認いただき、開演時間までにご着席下さい。
○再入場について
・チケット受付後、開演までの出入りは自由ですが、再入場の際は、チケットの半券を係員にご提示下さい。
会場内でのお願い
・座席での写真撮影及びフラッシュ撮影はお控え下さい。
・開演中、携帯電話は電源を切るか、マナーモードに設定して下さい。
お手洗いのご案内
会場のお手洗いは混み合いますので、特産館ささやまもご利用下さい。
ローソンチケット購入方法
【7月1日より販売開始】
全国のローソン・ミニストップ店内に設置されているLoppiの端末で「各種番号をお持ちの方」を選択し、Lコード【52192】を入力してお手続き下さい。操作終了後、Loppiから出力された申込券により、レジにてチケットをご購入下さい。
令和7年度(第50回)篠山春日能
令和7年度篠山春日能は、例年どおり春の開催となり、4月12日(土曜日)に開催します。
篠山春日能は昭和48年(1973)に第1回が開催され、令和7年で50回目を迎えます。
令和7年は、丹波篠山国際博も開催されることから、記念となる篠山春日能を開催すべく、準備してまいります。
詳細は、本ページ内で決定次第ご案内いたします。
春日神社能舞台・篠山春日能について
春日神社能舞台
春日神社能舞台は幕末の文久元年(1861)に、第13代篠山藩主青山忠良(ただなが)の寄進により建立されました。忠良は、能舞台が建立される以前から本格的な能会を催すほどの能愛好家でした。忠良は江戸で4年間、老中の要職を務めた後、江戸城本丸の能舞台を参考にして、この能舞台を建てたとされ、建立当時、箱根より西では最も立派な能舞台との評判だったと言われています。この舞台の特徴として舞台の床下に大甕が7つ据えられていることが挙げられます。創建から160年あまりとなった現在、未来に向けた保存修理工事が行われております。耐震補強も進められており、令和6年9月に完了予定となっております。
篠山春日能
春日神社能舞台での能会は、明治になるとほとんど催されなくなり、やがて舞台が本来の形で使われることはなくなりました。そんな中、再び春日神社での能会を復活させようと、地元有志の方々が尽力され、昭和48年(1973)に第1回の篠山春日能が開催されました。それから数回の休止はあったものの、ほぼ毎年開催され、令和4年で48回を数えるまでになりました。その他にも毎年元旦に「元朝能」として翁が奉納されており、現在は年に二度、春日神社能舞台で能会が開催されています。
この記事に関するお問い合わせ先
社会教育・文化財課 文化財係
〒669-2397 兵庫県丹波篠山市北新町41(第2庁舎 3階)
電話番号:079-552-5792
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更新日:2024年10月04日