○丹波篠山市議会議員の議員報酬等の特例に関する条例
令和5年6月30日
条例第20号
(趣旨)
第1条 この条例は、丹波篠山市議会議員(以下「議員」という。)の職責及び市民の信頼の確保に鑑み、議員が療養その他の理由により長期間にわたり議員としての職責を果たせない場合又は市民の信頼に反する行為をした場合における当該議員の議員報酬及び期末手当の支給に関し、丹波篠山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例(平成11年篠山市条例第45号。以下「議員報酬条例」という。)の特例について、必要な事項を定めるものとする。
(1) 本会議等 丹波篠山市議会定例日及び定例日以外の日の会議並びに丹波篠山市議会委員会条例(平成11年篠山市条例第215号)に基づき設置された委員会並びに丹波篠山市議会会議規則(平成11年篠山市議会規則第1号)に定める協議又は調整を行うための場をいう。
(2) 長期欠席 議員が、療養、長期不在その他の理由により、本会議等を欠席した日から本会議等に出席した日の前日までの期間が90日を超えた場合の欠席をいう。
(3) 公務上の災害 兵庫県町議会議員の公務災害補償等に関する条例(昭和44年兵庫県町議会議員公務災害補償組合条例第1号)に基づき認定された公務上の災害又は通勤による災害をいう。
長期欠席の期間 | 減額割合 |
90日を超え180日以下の期間 | 100分の25 |
180日を超え270日以下の期間 | 100分の50 |
270日を超え365日以下の期間 | 100分の75 |
365日を超える期間 | 100分の100 |
2 前項の規定により議員報酬を減額して支給する場合において、減額される月(以下「減額月」という。)の初日から末日までの間に減額割合が異なる場合の議員報酬の額は、その減額月の現日数を基礎として日割りにより計算する。
(期末手当の減額)
第4条 6月1日及び12月1日(以下これらの日を「基準日」という。)の前6月以内の期間において減額月があるときの期末手当の額は、議員報酬条例の規定により支給されるべき期末手当の額に、長期欠席の期間に応じて、減額割合を乗じて得た額を減じた額とする。
2 基準日の前6月以内の期間に減額割合が異なる場合の期末手当額は、減額割合が低い方を適用して計算する。
(適用除外)
第5条 次に掲げる事由により議員が本会議等を欠席した場合は、当該欠席期間は、長期欠席の期間に含めないものとする。
(1) 公務上の災害
(2) 出産予定日の6週間(多胎妊娠の場合にあっては14週間)前の日から当該出産の日後8週間を経過する日までの期間
(3) 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成10年法律第114号)による就業制限又は入院の対象となる期間
(4) 前3号に掲げるもののほか、長期欠席の期間に含めないことにつき相当の理由があると議長が認める期間
(議員報酬の支給停止)
第6条 議員が刑事事件の被疑者又は被告人として逮捕、勾留その他の身体を拘束される処分を受けたとき又は公訴の提起を受けたときは、当該処分を受けた日から拘束を解かれた日までの期間は、議員報酬の支給を停止する。
2 前項の規定により支給を停止する議員報酬の額は、逮捕等の期間の日数に応じてその月の現日数を基礎として日割りにより計算した額とする。
(期末手当の支給停止)
第7条 議員が、基準日前6月以内の期間において、前条第1項の規定により議員報酬の支給を停止され、かつ、基準日において、なお、それが継続しているときは、当該期末手当の支給を停止する。
(1) 公訴の提起がされなかったとき。
(2) 無罪の判決(同様の効果を有する判決及び決定を含む。)が確定したとき。
(改選後における議員報酬及び期末手当に係る効力)
第10条 この条例の規定による議員報酬及び期末手当の減額、支給停止並びに不支給については、その事由が生じた日の属する任期中に限り、その効力を有する。
(疑義の決定)
第11条 この条例の適用に関し、疑義が生じたときは、議長が議会運営委員会に諮って決定する。
(委任)
第12条 この条例に定めるもののほか、この条例の施行に関し必要な事項は、議長が別に定める。
附則
この条例は、令和5年6月30日から施行する。