ユネスコ創造都市ネットワーク総会(市長日記H29.7.13)

更新日:2020年03月24日

 ユネスコ創造都市ネットワーク総会がフランスのアンギャン・レ・バン市で開催され、副市長と担当職員が参加をしました。今回のユネスコ創造都市ネットワークの総会は、篠山市にとって認定を受けてから2回目の総会です。今年は100を超える都市から300人以上の参加者が集まりました。

 開催場所であるアンギャン・レ・バン市は、パリから北へ14キロメートルの場所に位置する人口12,199人で、ジャズ・フェスティバルやアートイベントも開催されるなど、文化活動の盛んな都市です。

 さて、ユネスコ創造都市ネットワークには、世界54か国から116の都市が加盟しており7つの分野があります。その分野は、文学、映画、音楽、クラフト&フォークアート、デザイン、メディアアート、食文化と分かれているのですが、篠山市はクラフト&フォークアート(工芸、民芸)分野、アンギャン・レ・バン市はメディアアート分野です。

 総会では、「市長フォーラム」という時間があり、これは世界各国から参加した20都市の市長や副市長がそれぞれの取り組みなどを発表するのですが、篠山市からは平野副市長が登壇し、篠山市での創造都市にまつわる事例を紹介しました。具体的には丹波焼と豊かな農作物、古いまちなみと、まちなみアートフェスティバル、集落丸山など古民家活用の事例、神戸大学と連携して設置した「神戸大学・篠山市農村イノベーションラボ」で実施している起業スクールなどの紹介をしました。

 発表の反応は上々だったとのことで、多くの賞賛の声をいただいたようです。「ぜひ篠山へ訪れたい」(フランスのサンテティエンヌの担当役員)といった声のほか、ノルウェーのベルゲン市市長からは「篠山は愛すべきまちだ」とほめていただいたとのことで、世界に向けてPRでき、今までの活動が、日本だけでなく世界からも賞賛されるようになっていることをうれしく思います。

 また、クラフト&フォークアート分野の会議では加盟都市のファブリアーノ(イタリア)、利川(韓国)、サンタフェ(米)、パデューカ(米)などと、今後の交流についての提案がありました。その他、平野副市長は地元のラジオ放送番組の取材を受け、篠山市の紹介をするなど、盛りだくさんの内容だったようです。

 アンギャンレバンの副市長や、文化センターの館長はとても気さくな方で「こんにちは」「ありがとうございます」などと、日本語であいさつをしてくださったようです。
 というのも、文化センター館長の奥様が日本人ということもあり、今回の総会では日本のような「おもてなし」を意識して準備いただいたとのことです。

ネットワーク総会が開催され沢山の人が長机に座り会議を行っている写真

クラフト分野会議

市長フォーラムで副市長が舞台でお話ししている写真

市長フォーラム  

赤いカーペットの上でスーツを着た男女がみんなで記念撮影写真

日本の7都市

フィリップ・シュール氏(アンギャンレバン市長)とユネスコパリ本部の屋山さん達と一緒に記念撮影写真

左から2番目がユネスコパリ本部の屋山さん、3番目真ん中がフィリップ・シュール氏(アンギャンレバン市長)です。

グレゴワール・ペナヴェール氏(アンギャンレバン副市長)が両脇の男性の肩に手をおき男性4人で一緒に記念撮影写真

左から2番目が文化政策担当、グレゴワール・ペナヴェール氏(アンギャンレバン副市長)。

ドミニクロラン アートセンター館長と副市長たちが背広姿で4人がならび一緒に記念撮影をしている写真

右から2番目が、ドミニクロラン アートセンター館長

副市長が外国人の女性からマイクをむけられインタビューを受けている写真

市長夫人によるインタビュー(ラジオ番組)