アメリカ合衆国の核実験に対する抗議文(2022年4月15日)

更新日:2022年04月15日

アメリカ合衆国大統領

 

ジョー・バイデン 様

 

抗議文

 

丹波篠山市は、貴国が昨年6月と9月にネバダ州核実験場で、臨界前核実験を行っていたと、との報道に接しました。

ロシア連邦によるウクライナへの軍事侵攻により、軍事力による暴挙は軍事力によって抑えるしかないとの考え方が増す中で、貴国が核実験を行ったことは被爆国として許すことはできません。

核兵器廃絶にむけた積極的な取組を求める国際世論を無視した貴国の姿勢を、断じて容認することができません。抗議の意を表明します。

丹波篠山市は、悲惨な戦争が繰り返されることのないよう、平和への不断の努力と施策の推進に努めるため、2009年2月に非核平和都市宣言を行い、地球規模の破壊を招く核兵器は持たず・作らず・持ち込ませずの「非核三原則」による国是を遵守し、各国の核実験に反対し、核兵器の廃絶を訴えてきました。

また、2010年5月に平和市長会議(現:平和首長会議)に加盟し、核兵器のない平和な世界の実現に取り組んでおります。

ここに、丹波篠山市民を代表して、今回の核実験に抗議するとともに、核実験及び核開発に繋がる全ての行為を行わないよう要請するとともに、核兵器のない世界の実現に向け、主導的な役割を担うことを強く求めます。

 

2022年4月15日

 

日本国 兵庫県丹波篠山市長 酒井 隆明

 

 

アメリカ合衆国の核実験に対する抗議文(PDFファイル:122KB)

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