山火事に注意!
例年、この時期は空気が乾燥し強風が吹き、山の枯れ草や落ち葉が燃えやすくなっていることに加え、ハイカー等の入山者のたき火や農作業に伴う焼却火等により、山火事(林野火災)発生の危険性が高くなります。全国では令和5年に1299件の林野火災が発生し、出火の1番の原因はたき火です。最近発生した岩手県大船渡市の林野火災では約2900haの焼損、1名の死者と約76棟の住宅の全壊が報告されております。山火事が一旦発生すると消火は簡単ではなく、森林の回復には長い年月が必要になります。このことから、特に空気が乾燥している日や風が強い日には枯れ草などの焼却をしないなど、火の取扱いは十分な注意が必要です。
ただし、屋外での焼却行為は、農業や林業などを営むためにやむを得ない場合、たき火など日常生活において行われる軽微な焼却行為などの例外を除き原則的に禁止されています。また、焼却禁止の例外とされる焼却行為であっても、生活環境保全上支障がある場合は、行政指導の対象となります。
【山火事予防の注意事項】
・強風時や乾燥時には、たき火など焼却行為をしないこと。
・やむを得ずたき火など焼却行為をする場合は、周囲に延焼のおそれがない場所で行うとともに、消火器や水バケツ等の消火準備を必ず行うこと。
・たき火など焼却行為をした後は、完全に消火すること。火炎が見えなくなっても高温部が残り、再燃火災が発生するおそれがあります。
・指定された場所以外での喫煙やたばこのポイ捨ては行わないこと。
【令和7年山火事予防運動ポスター】
※出典「令和7年全国山火事予防運動の実施について」(農林水産省)https://www.rinya.maff.go.jp/j/press/ken_sidou/250221.htmlを加工
更新日:2025年03月14日