伊能忠敬測量の史実、12基の標柱に(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

郷土の歴史を育む生きた教材として、伊能忠敬の篠山での測量の史実を伝えようと、忠敬が測量した街道に沿って標柱を設置する取り組みを進めてきた「伊能忠敬笹山領探索の会」が1月27日、最後となる12基目の標柱を八上・高城会館に設置しました。

「伊能忠敬笹山領測量の道」と大きく記された標柱は、平成27年から約2年間をかけて各地区のまちづくり協議会などと設置場所などの協議を重ね、測量道沿いの12地区に設置。日記や文献などに残された測量隊の行動なども刻まれています。

同会の加賀尾宏一会長は「伊能忠敬が篠山を測量したのは今から203年前。あまり知られていなかった測量の道が篠山の誇りとなり、この標柱が郷土の歴史をいつまでも伝えてほしい」と話されていました。

標柱が高城会館前に建っている写真

高城会館前に設置された12基目の標柱

八上小6年生児童や地域住民が除幕式の後に講話を聞いている写真

除幕式の後、八上小6年生児童や地域住民に講話

標柱の斜め後ろに2人が立っている写真

伊能忠敬笹山領探索の会代表の加賀尾さん(写真右)。岡野地区「弥勒堂」下の除幕式で(1月21日)