「高級鹿ジビエ料理を支える集落の知恵と努力」ツアー開催!(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

9月28日(木曜日)、丸山集落にてジビエについて考えるエコツーリズムのモニターツアーを行いました。

定員15名でキャンセル待ちまで出る人気のツアーでした。当日はあいにくの雨でしたが、無事に実施できました。

まず丸山の公民館で、自治会長を中心に獣害対策などのお話をきき、実際に集落内の山の中に設置されている獣害柵の見学に行きました。

いすに座って男性の話を聞く複数の男女の写真
柵づたいに急斜面を下る男女6人の写真

雨で足場が悪いとはいえ、急な斜面を登ったり、下りたり、これを月一程度で集落内の人たちが破られていないかなどの点検をされているそうです。山の景観を損なわないように柵を設置されているとのことですが、思わず、大変だな…とつぶやきたくなります。

このような日々の努力で、集落内の作物や樹木を守られています。

一定の間隔を開けて山の斜面を登る人々の写真

結構な運動量と雨で濡れていましたので、ゆっくり休憩をとってから、集落内にあるフレンチレストラン「ひわの蔵」で鹿肉料理をいただきます!

縁どられた皿に盛られた、見た目も鮮やかな鹿肉料理の写真
鹿や景色の絵とともに料理名が書かれたメニューの写真

古民家を改修した趣ある店内で絶品ジビエをいただけるとあって、これを楽しみにされていた方もおられるでしょう。

お食事の後はジビエの加工の仕方やお料理の特徴をはじめ、工程や使用する食材など、とても詳しくシェフに教えていただけました。

こういう機会はとても貴重ですね。

カウンター席に座っている男女にカウンター内から話をしている男性の写真

本日最後の行程、猪肉などを中心に加工販売されている「おゝみや」へ移動です。

社長の大見さんからお話をお伺いしました。お店の歴史や、大切にされていることなどをおききしました。

いすに座っている大勢の男女に話をしている男性の後からの写真

そして工場内まで案内いただき、実際に作業されているところにお邪魔させてもらえました。

勘やにおいで肉の質などを判断されることも。仕入れも厳しい目でチェックされ、質の高い肉の販売につとめておられるそうです。

頭髪が落ちないよう白いカバーを頭にかぶって施設内にいる複数の男女の写真
大きな白いまな板に載っている肉とその奥で集まって話を聞いている男女の写真

以上で解散です。質問もたくさん飛び交い、1日を通して熱心な参加者さんばかりの「濃い」ツアーでした。

獣害対策、ジビエの調理方法、狩猟についてなど、様々な視点から興味を持っていただけていたようでした。

これからも篠山ならではの「エコツーリズム」ツアーを実施していきますので、お楽しみに!