市内で「ササユリ」見られるところは?(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

篠山市の市花であるササユリが見ごろを迎えています。

奥県守の法円寺の裏山では、自生したササユリがたくさん見られ、優しい色をした白やピンクの花を咲かせています。

市内では、山地の草原や明るい森林にも自生しているそうですが、シカやイノシシなどに球根を食べられるなどして、見られる場所は少なくなっています。

奥県守の法円寺の裏山で、自生したササユリがたくさん咲いている様子の写真

住職の原彰道さんは自生地を守ろうと、草刈りの時期を花が散ってからの8月に行うなど、ササユリの保護に長年取り組まれています。

「今年はこれまでで一番花が多い。まだひらいていないつぼみも半分以上あるので、咲くのが楽しみ。ササユリは種が落ちてからから花をつけるまでには約7年もかかり、育てるのが難しいが、これからも大切に育てていきたい」と話されていました。

奥県守の法円寺の住職の原彰道さんがササユリの種を見せている写真

ササユリの種を見せてもらいました。これが長い時間をかけて、花に成長していくのですが、どのような条件下でうまく育つかは不明で、とても繊細なお花です。