篠山里山スクール「山の棚おろし」(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

森づくりに参加するきっかけづくりのため毎年開催している里山スクールの3日目カリキュラム「山の棚おろし」が、2016年8月27日(土曜日)、県立丹波並木道中央公園のヒノキ林で行われました。3日目の講師は、有限会社ウッズ(丹波市)の中島彩さん。

山の棚おろしは、100平方メートルの調査地を設定し、その調査地中にある樹木の本数、直径、高さなどを測定後、あらかじめ決めておいた標準木を伐採して2メートルごとに輪切りにします。その輪切りにしたヒノキから得られる品質や樹齢などの情報を元にその木の市場価格を求め、そこから調査地内の木材価格とその林全体(山)の価値を推定する取り組みです。参加者は「思っていた価格よりも高かった」や「山の価値を漠然と考えていたが、具体的な金額をみて山に対する価値観が変わった」などと振り返っていました。

里山スクールでは、市内の里山の現況や整備の基礎知識、チェーンソーの取扱いを学ぶことができます。

ヒノキ林の調査地で測定を行う作業着姿の参加者達の写真
伐採して斜面に横たえたヒノキの木をチェーンソーで輪切りにしている女性と、後ろで見ている参加者達の写真
テーブルを囲み薄く輪切りにしたヒノキの木を測定器を使って調査する参加者達の写真