武庫川唯一のオグラコウホネ(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

オグラコウホネは、スイレン科に属する日本固有の多年生植物で、広卵形の葉を持つ水生植物です。
7月から10月にかけて、かわいらしい黄色の花が咲きます。

兵庫県内でも、かつては河川やため池で多く見られましたが、河川改修にともなって生息地が激減しており、武庫川では篠山市内の1か所のみでしか確認されていません。
環境省レッドリストでは「絶滅危惧II類」に、兵庫県版レッドリストでも「Bランク」に指定されており、絶滅が危惧されています。
また、草野から南矢代にかけての武庫川上流域も、希少な水生生物が県下でもっとも集中していることから、兵庫県版レッドリストで「Aランク」に指定されています。

水面に咲く黄色いオグラコウホネとその緑の葉の写真
開きかけの濃い黄色いオグラコウホネ花のアップの写真
水面一面にいっぱい咲くオグラコウホネの写真
両脇に草木が茂り遠景に山々が見える武庫川の写真