大物発見?!ため池の生きものさがし(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

ため池の水路で網を手にして、夢中で生きものを探している子供たちと見守る大人たちの写真

10月14日(日曜日)、かいぼりをするために水を抜いた篠山市岩崎のため池「奥池(おくいけ)」で、外来生物駆除と生きもの調査を行いました。

家族で生きものにふれあって、外来生物を知ってもらうイベントでもあります。

水を抜いて底が見えるようになった奥池の岸辺で、網を手に外来生物や生き物を調査をしている方々の写真

今年は城南小学校・幼稚園を対象に岩崎自治会と協力し開催しました。

生きもの調査にはいつもお世話になっている東雲高校の田井先生と自然科学部のみなさんにお手伝いいただきました。

東雲高校の先生と自然科学部のみなさんから外来生物ものがたりを聞いている子供たちの様子の写真

最初は「外来生物ものがたり」

  • 外来生物について知ろう
  • カメやザリガニなどのペットは逃がさず最後まで飼おう

というお話をきいてもらいました。

ため池には果たして、外来生物はいるのでしょうか?

水抜きをしたため池の池辺に集まり池の様子を見ている参加者の方たちの写真
ため池とつながっている水路で長靴をはき、網で一生懸命生きものを探している子供たちとそれを見守る大人たちの写真

ため池の中は危険なので、ため池とつながっている水路で生きものさがし開始。

服を泥で汚しながらも網で大物を発見して驚いている子供たちの写真
捕まえた生きものをはしゃぎながら大人に見せている子供の写真

流れてきたフナやナマズを発見!捕まえる度に大はしゃぎの子どもたち。

緑豊かな風景の中、テーブルに並べられた水槽の中を見つめながら説明を受ける子供たちの写真
発見できたカニを両手に持ち説明する男性と興味津々でのぞき込む子供たちの写真

最後にとれた生きものを水槽に入れて、説明をききます。間近で見る生きものに興味津々です。

外来生物はウシガエルとアメリカザリガニがとれました。毎年のかいぼりのおかげで、ブルーギルやブラックバスはいないようです。

そのほかにもスジエビ、ギンブナ、ナマズ、コイ、ヨシノボリなどなどたくさんとれました。

参加された親御さんは、「子どもたちはやっぱりこういう遊びが大好きなのがよくわかった。また来たい。」「大人でも勉強になる。」と話されました。

ため池のかいぼりは、ため池の管理として必要なことですが、生きもの調査をすることで地域の生態系を知ることができます。

市内のいろんな地域で実施していきたい活動です。