里山を次世代に渡すための管理方法(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

 7月10日(月曜日)、神戸大学・篠山市農村イノベーションラボにて、里山スクールオープン講座を開催しました。

 予防医学の観点から里山や人工林の健康維持に取り組まれている神戸大学大学院農学研究科の黒田慶子教授を講師に招き、「里山を次世代に渡すための管理方法」についてご講演いただきました。
 講演では、日本の山は人が木を伐採することで保全されてきたこと、木が大きくなるほど病害虫が活発化し、ナラ枯れやマツ枯れの被害が拡大すること、里山林再生のためには、(1)木を伐ること、(2)資源を使う・売ること、(3)再生させて次世代に渡す、という3つのステップが重要であることなど、これから里山整備をするために必要な知識が詰め込まれた内容でした。

 秋には、チェーンソー講習や現地実習など、里山整備の基礎的な技術を身に付けることができる「里山スクール連続講座」を開催します。(募集は9月中頃に案内します)

里山スクールオープン講座にて複数の大人がチェーンソーなどの講習を受けている様子の写真