「絵巻 ― EMAKI ― 」~ジャパンアニメーションの原点~(歴史美術館特別展)

更新日:2020年03月24日

篠山市立歴史美術館特別展「絵巻 ― EMAKI ― 」のチラシ 詳細は以下

 10月2日(火曜日)から12月2日(日曜日)まで、篠山市立歴史美術館(呉服町)にて、特別展“「絵巻 ― EMAKI ― 」~ジャパンアニメーションの原点~”を開催しています。

 今回の特別展では、篠山市指定文化財である「鼠草紙絵巻」「源氏物語絵巻」を中心とした絵巻物と、絵巻に登場する道具類を展示しています。

 「鼠草紙絵巻」は、篠山藩主青山家に伝わったお伽草子絵巻で、篠山藩第10代藩主・青山忠高の妻が、嫁入り道具として持参したものと伝えられています。

ストーリー

 鼠の権頭(ごんのかみ)が人間と結婚するため、清水寺にお願いに向かったところ、人間の姫君と出会った。権頭は姫君に結婚を申し込み、晴れて二人は夫婦となる。権頭は姫君をこよなく愛し、幸せな生活をおくっていたが、ある日、自分の正体が鼠であることを姫君に知られてしまい…

「鼠草紙絵巻」には、鼠の権頭をはじめとした数々のキャラクターが登場します。そのすべてのキャラクターには名前がつけられており、それぞれが個性あふれる台詞を話している大変楽しい絵巻物となっております。

さらに今回の特別展では、篠山市指定文化財である「源氏物語絵巻明石の巻・須磨の巻」も展示しています。

平安時代の貴族社会を描いた日本文学の傑作である『源氏物語』を絵画化した作品で、美しい筆致と華やかな貴族文化を垣間見ることが出来る作品です。

この機会に、ぜひ篠山市立歴史美術館にお越しくださいませ。

詳しくは歴史美術館ホームページをご覧ください。

「絵巻」展の看板が立てかけられた歴史美術館外観の写真
特別展内部の様子の写真
鼠草紙絵巻の写真