福住の観光拠点に!住吉神社「住之江の庭」再生(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

福住の旧街道沿いにある住吉神社(川原)の庭園を観光拠点として再生させるためのプロジェクトが始動しました。

この事業は、昨年に文化庁の観光拠点形成重点支援事業の採択を受けスタート。地元が中心となり西京街道拠点形成協議会(注釈)を設立し、今年度から3年の計画で庭園の改修のほか、住吉神社駐車場の整備、古地図での散策を楽しむためのアプリ作成などを行います。

(注釈)西京街道=江戸時代、京都と丹波をつなぐ街道の名称。福住はその宿場町として栄えました。

石や木などが置かれた枯山水の石庭の写真

住吉神社の「住之江の庭」

この庭園は昭和41年、世界的な作庭家の重森三玲氏によって作られた枯山水の石庭で、四国の青石を蓬莱仙島に見立て、白川砂が三段階の大波を、竹垣は網干しを表すなど見事な工夫がされています。

大きな四角いテーブルの周りに着席して話し合うワークショップの参加者たちの写真

2月4日、協議会メンバーや地域住民、再生に興味のある人など約40人が参加し、ワークショップが開催されました。

参加者の皆さんは、どんな管理が必要か、また、楽しく取り組むための手法などをグループに分かれて話し合いました。

参加者の皆さんは「神社の氏子だけで考えるのではなく、多くの皆さんが価値を共有し、みんなで取り組んでいきたい」「もっと女性の参加を呼びかけたい」などの意見が出されていました。

2月12日には日本庭園研究家の西桂さんによる講演や意見交換会が予定されています。

詳しい内容や参加申し込みは市教育委員会文化財課(電話079-552-5792)までお問い合わせください。