農業と自然環境(ささやま写真新聞)
2017年1月28日、篠山市農業振興大会が篠山市民センターで開かれ、農業従事者や市民の方々約150人が参加しました。
今年は「環境創造型農業・農村を目指して」をテーマに、自然環境に配慮しながら農業・農村で活躍されている方の基調講演・事例発表などが行われました。
基調講演は、福岡県の農業普及委員を務め、約35年前九州で初めて「減農薬米」の産地直売に取り組んだ「農と自然の研究所」の宇根豊さんによる「人間が自然に惹かれるほんとうの理由~農本主義の可能性~」について。
「田んぼでは赤とんぼをはじめたくさんの生き物が生まれ、育っている。農業は自然環境を生産しているといえるのではないか。資本主義経済では農業の生産額ばかりをみて評価しがちだが、農業が地域の自然景観を支えているといえる」と農業の可能性について話されました。
また、地域おこし協力隊の長井拓馬さんや真南条営農組合の酒井勇さんらが取り組みについて発表しました。

宇根豊さんが講演している写真
黒いジャケットを着て講演をする宇根豊さんの写真 拡大画像 (JPEG: 97.1KB)

西紀北地区でゲンジボタル観察会などの取り組みを発表した地域おこし協力隊の長井さん(中央)の写真
着席しながらマイクを手に持ち話す長井さんと、その両隣に座る地域おこし協力隊のメンバーの写真 拡大画像 (JPEG: 90.1KB)

真南条営農組合の酒井さん(右端)の写真
更新日:2020年03月24日