生きもの育む水路整備(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

市では、平成28年4月に策定した「農村環境の生態系保全に配慮した水路整備指針」に基づき、環境創造事業者の皆さんと連携して、生きものに配慮した水路整備を推進しています。

これまでに整備した水路の様子を、今年度就任した田代農都環境政策官と視察しました。

水田の脇を手前から奥へとのびる木製水路の写真

木製水路

 すき間に土砂が堆積し、草が生えることで、生きものの隠れ家や多様な流れが創出されます。

茶色い土壌に設置された石積桝の写真

石積桝

 すき間が生きものの隠れ家になります。

環境配慮桝の設置された場所を見つめる3人の職員の写真

環境配慮桝

 深みに水がたまり、生きものの逃げ場になります。落下した生き物が脱出できるスロープも付いています。
 カスミサンショウウオ(環境省レッドリスト:絶滅危惧II類、兵庫県版レッドリスト:Bランク)の卵塊と幼生も確認できました。

手のひらに乗せられたカスミサンショウウオの卵塊の写真
指先に乗せられた小さいカスミサンショウウオの幼生の写真

営農との折り合いをつけながら、水辺の生きものに配慮した水路整備を進めていきます。