森→木→机。林業のお仕事まるごと見学会(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

エコツアー「森→木→机。林業のお仕事まるごと見学会」が11月12日(日曜日)に今田町で開催されました。
このエコツアーは、篠山の豊かな自然や歴史文化を題材に、「篠山ならでは」の体験ができるエコツアーの第5弾として企画されたものです。篠山で100年以上、4代にわたって林業を営んでいる藤本林業所さんのガイドのもと、森で木が伐られてから私たちの生活に届くまでの流れを見学・体験しました。

エコツアーは間伐作業の見学からスタート。手入れの行き届いた山は、足元まで日の光が差し込み、歩いているだけで気持ちが良くなります。

森の中に入り間伐作業を見学しているエコツアー参加者達の写真
光差し込む森の中で笑みを浮かべる藤本さんと谷本さんの写真

藤本林業所の藤本さんと谷本さん

森の管理や伐採の方法について説明を受けた後、さっそく間伐です。
木がメキメキと音を立て、傾き、ズドーンと地響きを立てながら倒れるまではあっという間でしたが、緊張感と迫力に圧倒されました。

チェーンソーを手に木の伐採を行う作業着姿の男性の写真
天高く伸びる木々を下から見上げるように撮影された木立の写真
森の中に横たわる丸太を跨いで乗り越えようとしている方達の写真

間伐作業を見学したあとは昼食です。藤本さんのお母さんとかまどでご飯を炊いて、特製のおでんと一緒にごちそうになりました。手づくりのどこか懐かしい味をおなか一杯いただきました。

藤本さんのお母さんがかまどの前に座りご飯を炊いている様子の写真
器によそられて一粒一粒が瑞々しく輝くご飯の写真
味が染み込んだ大根や卵や練り物が白いお皿に載せられている美味しそうなおでんの写真

昼食後は、端材をつかった木工体験。節や虫食いの穴も、午前中に見学した森でどんなふうに育ってきたかを思い浮かべれば、それぞれの個性に愛着も湧いてきます。試験管と組み合わせた花瓶やおもちゃ、箸置きなど、思い思いの作品をつくりました。

様々な種類の木材や工具が並ぶ林業所の写真
長方形や円柱の形等の端材で作られた木製の工作物の写真

それぞれ一日の感想を共有して終了。最後まで盛りだくさんの内容で、大満足のエコツアーでした。

木材が積まれた室内で輪になり感想を話す参加者達の写真