ウシガエルを追え!東雲高生が東馬出堀で駆除(丹波ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

7月7日(日曜日)、篠山東雲高校の生徒4人が篠山城跡東馬出堀のウシガエルの駆除に挑みました。

東雲高校では、以前から神戸大学などと連携してお堀の外来生物の駆除や遺体の肥料・堆肥化実験に取り組んでおり、近隣住民の方の「鳴き声がうるさくて眠れない」という声を受けて、このたび東馬出堀での駆除活動をスタートさせました。

ウシガエルは貪欲で捕食性が強く、在来種の魚や水生昆虫を食べ尽してしまい、水辺の生態系に悪影響を及ぼすことから、外来生物法に基づき飼育などが禁止される「特定外来生物」に指定されています。

胴長靴をはいて水堀に入り、腰まで水に浸かりながらウシガエルの駆除に挑んでいる6名の写真

前回の駆除活動は丹波新聞(ウシガエル、駆除して堆肥に 女子高生2人が奮闘 特定外来生物の有効活用目指す | 丹波新聞の記事のリンクはこちらから)にも取り上げていただき、大きな反響がありましたが、捕まえたウシガエルはわずかに1匹。

リベンジを誓って挑んだ今回は、胴長靴をはいて堀の中に入り、複数人でウシガエルを追い込み、タモ網で捕まえる作戦で臨みました。

タモ網を持ちながら、水面にヒシが浮いている水堀の中を進んでウシガエルを追い込んでいる様子の写真

ズブズブと沈む泥底に足を取られ、思うように進めません。

水面に浮かぶヒシにも大苦戦。かき分けながらウシガエルを追います。

大量のヒシが浮かぶ水堀の中で、タモ網を持ちウシガエルを追い込んでいる男性の写真

近隣住民の方の応援もあり、何とか5匹のウシガエルと45匹のオタマジャクシを捕獲!

ゼリー状の卵塊も発見し、駆除しました。

網でとったウシガエルのゼリー状の卵塊の写真

前回よりは多くのウシガエルを捕獲したものの、今年オタマジャクシから変態したと思われる小さな個体ばかり。

騒音の原因になっている成熟した大人の個体は捕獲できませんでした。

網の中に捕獲した小さな個体のウシガエルの写真

地域の課題解決を目指して、まだまだあきらめずにチャレンジはつづきます!