小学校4年生の浄水場・下水処理場の社会科見学(丹波ささやま写真新聞)
市内の小学4年生の皆さんが西新町浄水場、篠山環境衛生センターに見学に来られました。
『水』って身の回りや海にたくさんあって、大切な資源と言われてもあまりピンときません。
しかし、飲料として利用できる「淡水」は地球上の水全体の2.5%、淡水の中で採取できて利用できる水は0.8%、地球上の全ての水の0.02%と言われています。
ほとんどが南極や北極の氷、地下深くの地下水なのです。
丹波篠山では川に流れる水(表流水)、川の地下に流れる水(伏流水)、地下水などを浄水場できれいにして水道水にいます。
ゴミや不純物を取り除きやすくする薬品や消毒剤を使用します。川等の水がきれいであれば使用する薬剤も少なくてすみます。
こうしてきれいにした水をろ過してからご家庭などにお届けしています。
浄水場から各ご家庭に届けるためにはかなりの圧力をかけなければなりません。途中で山の上などに「配水池」を設けて大量の水を貯め、高低差を利用して圧力をかけています。また、浄水場で水を作れなくなった場合に対応できるようにしています。
下水処理場(篠山環境衛生センターなど)は、ご家庭などで「使用した後の水」をきれいにして川に返しています。
ここでは微生物の力を借りたり、薬品を使用して水をきれいにしています。食事の食べ残しなども微生物によって分解されていきますが、微生物が分解できる量も限られています。油分は紙などで拭き取ってから洗っていただければ、微生物も元気に、薬品も少ない量で水をきれいにしていくことができます。
下水だからといって何でも流してもよいのではありません。水に溶けないティッシュペーパーは下水管の中で詰まったりするのでトイレットペーパーを使いましょう。確認のため、水に溶けるか溶けないかの実験もしてみました。また、ガソリンなどの危険物は爆発などの事故を引き起こしますので絶対に流さないでください。
浄水場は川上に、下水処理場は川下にあります。篠山川の下流ではまた別の自治体が川の水を利用しています。下流の方は上流の下水処理場できれいにした水を利用することとなります。
川上川下関係なく、みんながきれいな水を利用できるように気をつけましょう。
と、このようなことを勉強されました。

浄水場で、どうやって水道水が作られるのかを勉強しましょう。
壁にプロジェクターで投影した映像を見て学習している児童達の写真 拡大画像 (JPEG: 105.2KB)

ここに流れているのが篠山川から来た水です。
木々が見える屋外の施設で篠山川から水が来る様子を見学している児童達の写真 拡大画像 (JPEG: 202.0KB)

たくさんの種類の水をためているところ、それぞれに役割が違います。
空や街並みが見える屋外の施設で作業着姿の男性に続いて狭い足場を進む児童達の写真 拡大画像 (JPEG: 152.9KB)

薬剤を投入。
タンクと機械の前で水に薬剤を投入するところの見学をしている児童達の写真 拡大画像 (JPEG: 148.1KB)

ここから配水池に水を送ります。2台のポンプがあります。
機械に囲まれた室内でヘルメットを被った男性の誘導で見学する児童達の写真 拡大画像 (JPEG: 151.7KB)

家で水が漏れてないかこのメーターで確認してください。水はこっちからこっちに流れます!
水色の器具を手にして水漏れのメーターの説明をする笑顔の男性の写真 拡大画像 (JPEG: 76.5KB)

さぁ今日勉強したこと覚えてるかな。クイズでおさらい。
プロジェクターの映像を壁に映し出した室内で児童達が一斉に手を挙げている写真 拡大画像 (JPEG: 99.9KB)

下水処理場です。ここも水をきれいにするところです。
机を置いて前で説明する男性2名と床に座って学習する児童達の写真 拡大画像 (JPEG: 122.0KB)

微生物は小さいなぁ。顕微鏡でないと見えません。
顕微鏡を使って説明する作業着姿の男性2名とそれを見る児童たちの写真 拡大画像 (JPEG: 149.4KB)

水に溶ける紙はどっち?
6個のビーカーが置かれた机の前に立つ作業着姿の男性と児童2名がビーカーをかき混ぜている写真 拡大画像 (JPEG: 119.3KB)

赤いパイプは汚れた水で、青いパイプがきれいになった水で、白いパイプは臭いを捨てるパイプ。
赤と青の色がついたパイプがある下水処理場で児童達が見学をしているところの写真 拡大画像 (JPEG: 124.0KB)

ここで汚れた水をきれいにしています。
緑豊かな環境の屋外施設で見学をする児童達と引率する大人の写真 拡大画像 (JPEG: 193.3KB)

あんまり臭いしなくなったでしょ?
更新日:2020年03月24日