考えよう「ふるさとの川」 畑地区でワークショップ(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

ワークショップ「ふるさとの川・畑川を考える会」が10月24日(水曜日)に畑地区・みたけ会館で開催されました。

ワークショップには、地元住民の皆さんの他、畑川で生きもの調査を行った高校生チームの代表者、市の担当者が参加。
調査の結果が報告されたのち、これからの畑川の将来像についてディスカッションが行われました。

プロジェクターで映されたスクリーンを観るワークショップの参加者らの写真

昭和40年代のほ場整備・河川改修によって、畑川の環境は大きく変化しました。 大きく蛇行していた川は直線化し、たくさんの井堰がつくられました。
水害が頻発していましたが、今ではほとんどなくなりました。
じゃことりや水泳など、子どもたちが遊ぶ姿はほとんど見られなくなりました。
約30種の魚がいましたが、今年の調査で確認できたのは半数以下でした。

机に広げられた昭和30年代の航空写真を使いディスカッションをする参加者らの写真

グループにわかれてのディスカッションでは、昭和30年代の航空写真もつかって昔の畑川を思い出しながら、「子どもたちにとって、畑川がもっと身近になるようにしたい」「下りやすいように階段をつけることができないか?」「今年好評だったじゃことりイベントを来年もやってはどうか?」といった意見や「行っても魚がおらん川なんかおもろない」「この落差に魚道をつけては?」など、さまざまな観点から意見が出されました。

昭和30年代の航空写真に貼られた付箋の写真

市では、今回のワークショップを踏まえ、畑川をモデルとした人にも生きものにもやさしい「ふるさとの川づくり」を具体的に進めていきます。