虫好きが集う夏の夜(ささやま写真新聞)

更新日:2020年03月24日

夜の暗がりでヘッドライトを付けた大人と子供達がライトを当てた白いシーツ(ライトトラップ)前に集まり虫を観察する様子の写真

篠山の虫好きが所属するむしクラブの活動に密着。先日某ダムにて取材させていただきました。

今回は大人会と子ども会合同で「夜の観察会」を実施。ライトトラップをしかけてそこに集まる虫を観察します。

まずは暗くなるまで山の方で虫探し。

森の中で虫取り網を持った大人3人と子供3人が木の高い位置を注視して虫を探している様子の写真

みなさんは動くものへの反応が早く、木の高い位置にいて注意深く見なければわからないものでも見つけられます。

森の小道に大人3人が集まり図鑑を開き指差して観察した虫の種類等を確認している様子

蛾などは羽の柄の違いも、図鑑を開いてその場で確認されます(ほぼ言い当てておられますので答え合わせ)。

指の中腹に大きなミヤマクワガタを乗せている写真

大きなミヤマクワガタがみつかったときの、その場の盛り上がりは普段体験できない一体感です。

子どもの頃虫とりをしたことがある大人は、一気に「なつかしい」気持ちがあふれ、昔の情景がよみがえってきます。

子どもたちはみんな目を輝かせて網を握りしめ、一喜一憂。

めずらしい虫がとれたら「すごい!」「やったやん!」と大人からも子どもからも心からの称賛をあびます。

テーブルの上で捕獲した虫々を囲んで眺めるむしクラブの子供達の写真

「子供のころの原体験が自然を考える指標となり、きっかけになると思います。」

むしクラブのホームページより引用させていただきました。

とても興味深く、篠山の自然にとっても貴重な活動にふれられた半日間でした。