畑川で「じゃことり」(丹波ささやま写真新聞)

更新日:2020年08月08日

8月1日、多紀連山から流れ出る畑川で「じゃことり」(魚捕り)を楽しむイベントが開催されました。

じゃことりの様子

このイベントは地元まち協・みたけの里づくり協議会が、子どもたちに地域の川の魅力を知ってもらおうと2年前から開催。

地元の親子ら40名が参加し、網を持った子どもたちが一斉に川に入ると、魚やエビを捕まえるたびに「おった!」「捕まえた!」などと歓声が上がっていました。

はじめてのガサガサ

捕れた生きものは、オイカワやカワムツ、ドンコ、ヨシノボリ、メダカ、アカハライモリ、サワガニ、カワニナ、トビケラなど23種類。

講師の篠山東雲高校自然科学部の皆さんから「ヨシノボリはお腹に吸盤があって、速い流れの中でも石にくっついて流されない」「魚がエサにする水生昆虫が多くいるということは、上流の山が豊かな証拠」など、生きものの生態や畑川の環境について教えていただきました。

生きものの解説

昔は市内のいたるところで夏休みに「じゃことり」を楽しむ子どもたちの姿があったそうですが、河川環境やライフスタイルの変化にともない、川の中で楽しんで遊ぶ「川ガキ」は絶滅危惧種と言われています。

畑川では、地元の「かつて川ガキだった大人」や小学校の皆さんの取り組みによって、今年3月に親水階段が整備され、安全に川に下りることができます。

 

新型コロナウイルスの影響で、子どもたちも自宅で過ごす時間が増えています。
ぜひ、密にならない川で目一杯「じゃことり」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

じゃことりの様子

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