夏休み!こども手話教室(丹波ささやま写真新聞)
手話のことをもっと身近に感じてもらおうと、市内の小学生を対象に今年はじめて「夏休み!こども手話教室」を開催しました。
夏休み中に計三回の連続講座で、参加者を募集したところたくさんの小学生が参加してくれました。
講師は市内小学校でも出張手話講座を行っている長澤秀世さんです。
耳が聞こえないことや手話について、ご自身の経験や家族のことを交えてお話ししてくださいました。
手話の練習はあいさつからはじまり、自分の名前、家族の種類、気持ちの表現、夏の遊びまで、たくさん教えてもらいました。
ただ、耳が聞こえない方とコミュニケーションをとる方法は手話だけじゃありません。
ジェスチャー(身ぶり手ぶり)や筆談など、いろいろな方法があります。
身振りだけで相手に伝える伝言ジェスチャーゲームでは、
「動きだけをみて何かを伝える・何かをあてるのはむずかしい」という感想もありました。
それは耳が聞こえない方がつねに感じていることかもしれません。

耳が聞こえない方は、手話以外にも口の動きや表情をみて相手が何を話しているか読み取ります。
マスクのかわりに透明なマウスガードを着用して、表情にも気をつけて練習しました。
講座の最後は覚えた手話で発表。手話で簡単な文章も伝えられるようになりました。
こども手話教室に参加してくれたみなさんは、耳が聞こえないってどういうことだろう、手話を覚えたい、などいろんな気持ちで参加してくれたこととと思います。
手話を覚える以上に多くのことを学んでくれたのではないでしょうか。
更新日:2021年08月30日