第2回獣がい対策実践塾が行われました(丹波ささやま写真新聞)
6月19日、第2回獣がい対策実践塾が行われました。
この日のプログラムは「黒豆の苗植え&サル追い払い実習」でした。
午前中は、前回の実践塾で電気柵を設置した畑に黒豆の苗を植えました。
苗ポットを持つ人、苗植え機を使う人、苗植え機に苗を入れる人、ネキリムシ対策をする人、4人チームですすめます。
最初は要領をつかめず苦戦しましたが、慣れてくると皆さん見事なチームワークを発揮し、スムーズに苗植えを終えることができました。
その後は地域の方からスイカの差し入れをいただきお昼ご飯を食べて、午後からサルの追い払い実習です。
サルを追い払うために使用する「手持ち式煙火」を、地域に方に実際に発射していただきました。思った以上の多きな音に皆さん驚いておられました。しかし一人で行ってもあまり効果はなく、数人で行うことが大切だそうです。
丹波篠山市では、市内に生息する群れのボスザルに発信器が付けられており、「サルイチ」という位置情報システムを使用してサルの動きを把握共有、追い払いを行っています。そのため、サルが集落に近づくとすぐに皆で出動、追い払いをすることができるのです。
このサルイチを活用しながら受信器とアンテナを持ち、サル調査へ。サルの鳴き声が聞こえたかと思うと、こちらを窺うような一匹のサルを確認。山の奥へと消えていきました。
次回の獣がい対策実践塾は7月24日、「獣害柵点検実習、痕跡調査」です。
山の中へ入り、集落をぐるっと囲む獣害柵を点検しながら野生動物の痕跡を見つけ、その生態を学びます。やってみないとわからない獣害柵点検の楽しさ、あなたも体験してみませんか?皆さんの参加をお待ちしています。
更新日:2022年06月30日