間伐・収穫体験も!自然感じるファンランで丹波篠山の秋を楽しむ[山賊ワイルドラン](丹波ささやま写真新聞)

更新日:2023年10月13日

山賊ワイルドランの様子

約20kmの自然に囲まれたコースを走るファンランイベント「山賊ワイルドラン」が開催されました。

”ファンラン(fun running)”とは、楽しむことを目的としたランニングのこと。
山賊ワイルドランでは、コースの途中にある農産物の収穫や間伐体験などのミッションをクリアしながらゴールを目指し、「速さ」とリュックに詰めたお土産の「重さ」で順位を競います。

お米を渡されるランナー
丸太を運ぶランナー

丹波篠山ならではの体験ができる自然豊かなコース

走るのは西紀北地区にある「やまもりサーキット」から、篠山口駅近くの大沢1号公園を目指す約20kmのコース。

ゴールまでの道のりに用意されたアクティビティは次のとおりです。

▼お宝マップで「地域のお宝」を探索(西紀北小学校エリア)
▼森で間伐体験(八百材舎BASE)
▼丸太の納品(NPO法人バイオマス丹波篠山 木の駅プロジェクト)
▼落花生の収穫体験(なちゅらるはーもにー)
▼ささやまサイダーを飲み干す(黒豆の館)
▼収穫したての茹で落花生を食べ篠山のお米を1キロ背負う(味土里館)

自然に囲まれた丹波篠山ならではのミッションが盛りだくさん。走るだけでは分からない、地域の魅力や、その土地で働いている人のことが深く知れる内容となっていました。

その土地に住んでいる人しか知らない魅力や価値観を伝えるためには、地域の協力は必要不可欠。今回山賊ワイルドランに協力していた西紀北小学校の生徒たちと、八百材舎BASEの方にお話を伺いました。

地元小学生が教える地域のお宝/西紀北小学校エリア

西紀北小学校5年生の生徒たち

お宝マップで「地域の宝」を教えてくれるのは地元の西紀北小学校の5・6年生。西紀北小学校エリアのおすすめスポットを探し、神戸学院大学社会学部菊川ゼミと一緒にワイルドランで巡るコースを考えました。
「地域の宝」は西紀北小学校のすべり台や、春日神社、栗農園など6カ所が選出。ランナーはそのうち4カ所以上を巡り、スタンプを集めました。

当日スタート地点で受付をしていたのは、西紀北小学校5年生の久下さん、谷掛さん、細見さんの3人。
3人に、お宝MAPをつくるなかで大変だったことを聞くと、「いっぱいありすぎて決めるのが難しかった」そうで、最終的には「思い出のエピソードがあるところを選んだ」と話します。そして、「地域の魅力やいきものを知ってもらえたらうれしい」と笑顔で話されました。

ランナーに道案内する小学生たち
受付でミッションとマップを渡す小学生

木を切るきもちよさを味わって/八百材舎BASE

間伐の様子

実際にのこぎりを使って木を切る間伐体験を提供するのは「八百材舎BASE」。普段は木材を事業者などへ卸すほか、森づくり体験ができる場所として活動されています。

代表のウチダさんは「間伐することによって山に光が入ります。そうやって山がきれいになることを知ってほしい。また、木を切る気持ちよさも知ってもらえれば。そして、山賊ワイルドランをきっかけに森づくりに興味を持ってもらえればうれしいです」と話されました。

ランナーたちは森に入り神戸学院大学の大学生から森について話を聞いた後、指定された木を伐採していきます。気を切り倒した直後には「おおー!」という歓声や拍手も沸き、気を切り倒す感動を味わっていました。

大学生に森の説明を受けるランナー
木の切り方の説明を受けるランナー

参加人数は39人9チーム。のどかな里山の景色を楽しみ、自然に触れながら秋の丹波篠山を駆け抜けました。

山賊ワイルドラン集合写真
枝豆を持って走る参加者

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