ワクワク補助事業「地元負担を軽減して納涼の集いを復活」（南新町自治会）

少子高齢化等に伴う担い手不足に加え、コロナ禍によって事業縮小を余儀なくされたことにより、コミュニティが希薄化し、以前のような自治会活動が難しくなっています。

そうしたなか、南新町自治会では8月3日、できるだけ地元負担を減らした形で、5年ぶりに「南新町納涼の集い」を開催。同自治会公民館横のグラウンドに集まり、キッチンカーの食事を楽しんだほか、射的や輪投げ、ビンゴ大会、フィナーレにドラゴン花火など、多くの出し物により、子どもたちにとって思い出深い、にぎやかな一夜となりました。

これまでの納涼の集いは、自治会員らが飲食ブースから出し物まで全て運営していましたが、今回はキッチンカーや飲食店を招いて負担を軽減し、一人でも多くの住民に参加してもらい交流を図ることに主眼を置きました。

小山自治会長は、「5年ぶりの開催で、住民の価値観も変わり、事業実施に向けて手探り的な状態だったが、子供会をはじめ壮青年世代の有志の会、そしてシルバークラブなどの参加協力を得て準備委員会を立ち上げて協議を重ねた。今後の事業の在り方のたたき台となったのではと思う。南新町自治会は、200余りの世帯のうち、半数近くがアパートで、なかなか自治会員同士出会う機会が少ない。こうした交流の場に集ってもらい、一人でも多く顔見知りになってもらえたらうれしい」と話します。

また、こうした交流の場の積み重ねにより地域のコミュニティが深まり、人と人とがつながり、地域の安全・防犯、福祉活動や環境美化などの活動も活性化されていくと思うと話す小山自治会長。今回の納涼の集いを起爆剤に、南新町自治会の新しい活動のスタートに期待です。

丹波篠山市では、こうした取り組みを支援するため、令和6年、7年度で各集落のワクワクイベント活動等に10万円を補助しています。(各自治会1回限り)
他の集落でもぜひ活用をご検討ください。