キジの母衣打ち(フォト@丹波篠山)


市内某所で撮影したキジ(雉)です(自然保護の観点から場所の仔細は控えます)。
この撮影場所には毎年訪れます。
本日は1個体しか見つけることができませんでしたが、あちこちで「母衣打ち」が聞こえますから、かなりの個体が生息しているようです。
キジが生息するというのは、自然豊かな証拠です。
このような自然は無闇な開発などせずに、後世まで引き継いでいきたいものです。
写真1は、木陰から出てきたキジです。周りをキョロキョロと警戒しています。
写真2は、「母衣打ち」の瞬間です(少し後ピンのピン甘ですみません)。
母衣打ちは数十分に1回程度するようですが、撮影するには忍耐が必要です。
ずっと被写体にカメラを向けたまま、その瞬間を待ちますが、少し油断していると一瞬で終わってしまい、次を待たねばなりません。
本日は待つこと20分...
ちなみに「母衣打ち」はキジのオスが翼を激しく羽ばたかせながら、「ケーンケーン」と大きな鳴き声で行う行動のことを指しますが、これは繁殖期のナワバリ宣言だと言われています。
また、母衣は武士の鎧や兜の後ろにつける、布でできた旗のような武具の一つのことです。
したがって、キジのこの行動の「母衣打ち」は鳴き声を意味するのではなく「羽ばたきの音」のことを意味しています。
「ケーンケーン」という大きな鳴き声が目立つため、鳴き声=母衣打ちと混同されています。
しかし、ただでさえオスは目立つ色です。
その上、この母衣打ちは自らの存在を周りに示すことになります(まあ、それがメスへのアピールやナワバリ宣言に繋がるのですが)。
悲しいかな、その目立つ行動から、しばしば猟師の餌食となり、悲惨な末路を辿ります。
このキジ、何を隠そう「国鳥」です。
そして、一定の条件下では狩猟も許可されていますし、食用にもされています。
国鳥なのに....です。
なにか違和感を感じるのは私だけでしょうか。
撮影者
加戸 仁志
撮影日
2026年5月4日
撮影場所
丹波篠山市内
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更新日:2026年05月07日