【終了】丹波篠山に伝わる古文書「上立町自治会文書から見える江戸時代の篠山城下町 」の開催

更新日:2023年06月18日

 これまで丹波篠山市史編さん事業のために、多くの方々から所蔵されている貴重な資料の調査にご協力をいただいています。市史編さん事業は令和元年度から着手し、令和2年度から丹波篠山市に関する資料の収集・調査を進めています。これまでに85名(自治会などの団体を含む)の方々から、約10,000点の資料をお借りしたり、寄贈していただいたりしています。こうした数多くの貴重な資料について、市史編さんに活用するため順次整理作業を進めており、令和4年度から中央図書館で「市史編さん資料展」として定期的に市民の皆様に公開しています。
 第2回資料展として、令和3~4年度に上立町自治会から借用させていただき、整理・調査を実施した上立町自治会文書の一部を初公開します。

1 開催期間

令和5年5月19日(金曜日)から6月18日(日曜日)まで

※会期中、月曜日と5月31日は休館

2 開催場所

丹波篠山市立中央図書館 エントランス(丹波篠山市西吹88-1)

3 上立町自治会文書について

 

上立町自治会文書は、上立町自治会の皆様が保存してこられた、主に江戸後期から昭和初期までの町の運営などに関する史料群です。長持1箱に約1,400点の史料が丁寧に保管されており、町の皆様によって長年大切に保存・継承されてきたことがよくわかります。

本文書群には、大きく分けて町人の活動を示すもの、春日神社の祭礼に関するもの、篠山藩の(まち)(かた)支配のありようを示すものが含まれており、今回の展示では、上立町自治会文書の触留帳(ふれどめちょう)間口(まぐち)割図(わりず)などの古文書を通して、江戸時代の町のようすをご紹介します。

4 主な展示資料

「貞享3年 間口割図」 貞享3(1686)年

 上立町の屋敷地割を示した間口割図。上立町は、篠山城築城に伴い町建てされた篠山城下11か町の一つ。道路の両側に軒をつらねる店と屋敷で構成された町並みや、町の出入り口に備えられた木戸や番小屋、中央に会所がある町の姿を見るとともに、異なる年の間口割図と比較することで、歳月を経るにしたがって町がどう変わったかがわかります。

間口割図

※会期中、展示資料の入れ替えを予定しています。

前期展示は6月4日まで、後期展示は6月6日から6月18日まで。

※貞享3年間口割図は前期展示です。後期は文化7(1810)年間口割図を展示します。

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