WAKUWAKU農村への道(市長日記R2.7.22)

更新日:2020年07月25日

WAKUWAKU農村への道

都市部から移住して起業されたり、地域おこしに活躍していただいたりする若い皆さんが増えてきました。口をそろえて、農村の魅力を語られます。
「夜、カエルの声で眠る。クーラーをかけなくても寝られる。鳥の声でめざめる。あの世かと思うほど豊かで幸せだ」
 
また、先日オープンした後川の天空農園(市長日記7月17日)は抜群の棚田など農村の自然、景観のなかで一泊が一棟で4万円です。これからすると、ふつうの農村の家では安くても一泊2万円くらいで、丹波篠山市の人はそんな一流ホテル並みの家に住んでいることになるのです。
 
ところが、ここにずっと住んでいる人にはそんな意識は乏しく、「ここは何もないところだ」「年寄りばかり増えていく」・・・などとマイナス面ばかり言う人もあります。
極端になると、管理が大変で「田んぼもいらない、山もいらない」、そしてどうするのかと問うと、「私は海辺のまちに行く・・・」という人もあります。
 
そう言いながらも、海辺のまちには行かれないのですが、何が豊かなのか幸せなのか、意識の大きなギャップがあります。
どんな姿の農村やふるさとを未来につなぐのですか。
 
今年はWAKUWAKU農村をめざす元年としたいのですが、この意識のギャップが鍵だと思いました。