二パーセントの価値(市長日記R3.12.15)

更新日:2021年12月15日

令和3年12月15日

令和3年度「中学生の『税についての作文』」(国税庁、全国納税貯蓄組合連合会共催)の入賞者が決まり、丹南中学校3年生の前田 真柊(まえだ ましゅう)さんが丹波篠山市長賞を受賞しました。

この作文コンクールは、将来を担う中高生に税に対する関心を深めてもらおうと国税庁などが毎年実施されています。

 

前田さんは「二パーセントの価値」と題する作品を書かれ、「納税を通して私がおばあちゃんになっても安心して生活できる未来でありますように」と述べています。

 

前田さんの作品を抜粋しましたので、ぜひご覧ください。

 

「二パーセントの価値」(丹南中学校 前田 真柊さん)

(前略)増税分の税収などは何に利用されるのだろうか。

平成26年度以降、消費税の税収は、社会保障四経費(年金、介護、医療、子ども、子育て支援)に充てることになり、前記四経費の合計は、令和3年度当初予算で31.8兆円にのぼる。高齢者に充てられる年金のみではない、「全世代型」の社会保障充当に転換されるそうだ。国民全員の生活をより安定的に持続させるため、これほどの額が動かされていることに、0.02という値の大きさを感じた。

(中略)私が想像する未来は、どれも輝いている。僅かな変化が時代の流れで大きくなるように、小さな積み重ねが、ゆるぎない未来を形作って行く。税金は私たちの暮らしを支える存在だ。そして私たちも、納税を通してこの国を、国民を、未来を、支えている。だから、納税が私たちの義務なのだと気づいた。

(中略)2パーセントの6文字で、国の未来が、誰かの人生が、私の世界が、明るく変化した。(後略)

制服を着た女の子が、市長から額に入った表彰状を受け取ろうとしている
校長先生、市長、真ん中に額に入った表彰状を持った女の子が立っている