学校遊具での事故 和解(市長日記R3.2.10)

更新日:2021年02月10日

令和3年2月10日

6年前に、味間小学校で当時4年生の女子児童が休み時間に遊具から転落し、重傷を負った事故について、2月9日に裁判上の和解が成立しました。

和解の骨子が次のとおりです。

 

「丹波篠山市が児童側に和解金30万円を支払う。

市教委と小学校は、監督が十分でなかったとの児童側の主張を受け入れ、傷害を負い不自由な日々を過ごさざるを得なくなった心身の苦しみに対して陳謝する。

小学校は今回を含め過去に発生した事故を分析し、積極的に再発防止策を講じることを約束する。

全市立小で適切な安全指導を実施する。」

 

この事故はお昼休みに鬼ごっこをしていた時に、校庭の遊具(ろくぼく)に足がはさまって転落し、骨折されたものです。

正しい遊具の使い方について指導が徹底されていなかったとの主張に対し、学校としては指導や配慮を尽くしていたと考え、手続きが進んでいました。

しかし、児童と学校との間で勝つとか負けるとかの解決よりも、児童が受けられた苦痛に対し思いをいたし、今回の事故を今後に生かせるよう、再発防止、安全指導を実施することの方がより適切であると判断したものです。

 

和解後、原告側の弁護士の会見によって大きく報道されましたが、ここにご報告しておきます。女児の方の健やかなご成長をお祈り申しあげ、この事故を今後の教訓とするよう、学校・教育委員会とともに取り組んでいきます。