新しい教育長への期待(市長日記R3.3.8)

更新日:2021年03月08日

令和3年3月8日

丹後政俊さんが、3月2日市会議員を辞職されました。

市長としては、丹後さんに新しい教育長へ就任されることを期待しています。

今の前川教育長は、子どもが大好きでひとりひとりを大切にした教育や子育て施策、学力などにも取り組んでいただきました。

これを礎(いしずえ)に「ふるさとを担う教育」を学校、子ども達、市民の先頭に立って引っ張っていってほしいのです。

 

丹後さんは、もと教員。神出学園で不登校の生徒を支援、嬉野台生涯教育センターでは冒険を通しチャレンジ精神や思いやりの心を育てるユニークな「ひょうご冒険教育」を創設。篠山東雲高校、三田西陵高校の校長を務め、東雲高校では子ども達の先頭に立って田んぼでドロンコになったり、卒業式では狂言を披露されていました。

とにかく明るく前向きです。何事にもリーダーとして積極的に進まれます。市の地元雇用を促進する会議の会長を務めていただいたり、市会議員になられてからも、「ふるさと教育」を訴えておられました。

 

私は、ふるさとが未来につながるためには、やはり「教育」が大切だと次第に強く思うようになりました。市民あげて一生懸命、魅力ある丹波篠山市をつくり、そのブランドも高まってきました。外からは評価されても、肝心の次の世代が担っていただかないと、いつまでも都会ばかりに目を向けていたのでは、明日につながりません。

そのため市長と教育長でつくる「教育大綱」では、いちばんの目標に「幸せ多きふるさとを担う」としています。これは私の母校、丹南中学校の校歌の一節、

「豊かな文化織りなして

しあわせ多きふるさとの

栄えあるあすを担い起つ

わが丹南の学び舎に

若き生命の誇りあれ」

からとったものです。

 

宮崎県綾町に視察に行ったことがあります。教育の究極の目標は、「地域を担う人材を育てること」とうたわれていました。もちろん、子ども達ひとりひとりにいろんな夢や道があると思いますが、それをふるさとでこそ花開かせてほしいのです。

 

コロナの中、丹波篠山市の観光や移住も増えてきています。

若い人に選ばれるためには、「子育て」「教育」が大切な要素となります。子育て施策は次第に充実してきました。高校までは市内で大丈夫、安心して教育を受けることができるよう共に取り組みたいと願っています。

丹後さんは市会議員をされていましたが、丹後さんが力を入れようとされていた教育や農業に、より力を尽くせる立場に立たれますし、市政全般にも参画されます。より丹後さんらしく活躍していただけるものと期待しますので、支援者の皆様もご理解をお願いいたします。