黒豆ナイター(市長日記R3.7.8)

更新日:2021年07月08日

令和3年7月8日

行ってきました、黒豆ナイター。

球場でのあいさつに私も大変緊張しました。

でも、大成功です‼

わずか1分のあいさつに、新幹線の中で30回以上考えました。短く、感謝の気持ち、さりげなく丹波篠山をPRするのです。

以下、日刊スポーツの金子記者がネット記事にしていただいたものを引用します。

 

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

なぜだろう、じーんと来た。自分でもびっくりしたが目が潤みかけた。

6日、ロッテ-ソフトバンク12回戦(ZOZOマリン)が「日本農業遺産認定記念 丹波篠山市 黒豆ナイター」として開催された。兵庫・丹波篠山出身のドラフト2位・中森俊介投手(18=明石商)の入団を機に、スポンサーシップ契約が結ばれた。

試合前、1軍を夢見て鍛錬に励む中森のメッセージが球場ビジョンで流された。丹波篠山発祥のデカンショ節が、夏祭りの雰囲気を球場に醸し出した。そして、浴衣で一緒に踊った酒井隆明市長(66)がマイクの前であいさつをした。

「皆さん、こんにちは。兵庫県は、丹波篠山からやって来ました。中森投手は、私たち市民の、自慢です。ロッテに入団できて、大変うれしく、誇りに思っています。どうか皆さん、大きく、育ててやってください。よろしく、お願いいたします」

言葉の情感を、文字で表現するのは難しい。私は普段は必要以上に読点を入れないようにしているが、あえて入れてみた。1つ1つの文節が優しく丁寧で、父親が子どものことで頭を下げるような、そんな愛情に満ちていた。特に「自慢です。」はしびれた。

昨年11月、別件で丹波篠山に出向き、あいさつだけでもさせていただければと市役所を訪れた。滞在はほんの数時間。そんな私にも、市長をはじめ丹波篠山の皆さんは心に染み入る優しさを届けてくれた。当時から酒井市長は「これからは市民みんながロッテファン」と言っていた。市長は選挙で選ばれた、市民の代表だ。丹波篠山4万人強の思いを凝縮したような、愛にあふれるスピーチだった。もう少し続く。

「丹波篠山といえば、先ほどの、デカンショ節。これは丹波篠山発祥で、千葉の館山から、全国に広がりました。そして、黒豆。小京都、といわれる、きれいな街ですので、ぜひ一度、お越しください。本日は、黒豆ナイター。大変、ありがとうございます。丹波篠山、市民を挙げて、ロッテの優勝を、心から応援しています。ありがとうございました」

ZOZOマリンが歓迎の拍手に包まれた。ふと、一塁側ベンチに視線を移してみた。最前列で市長のスピーチを受け止め、熱い拍手を送るリーダーの姿が見えた。【ロッテ担当=金子真仁記者】

編み笠をかぶって、デカンショ浴衣を着た市長がマイクを持ってマウンドであいさつしている。隣には千葉ロッテのマスコット。

▲写真:日刊スポーツ新聞社 提供