丹波の森構想(市長日記R4.1.6)

更新日:2022年01月06日

令和4年1月6日

丹波の森構想ってご存知ですか。

1988年(昭和63年)、丹波地域の自然と文化を大切にして、これを将来にわたり維持発展させるために「丹波の森宣言」をしました。

当時の貝原兵庫県知事の提唱によるものです。

ここで言う「丹波の森」とは森林だけでなく野や里、川など地域全体を言います。

ちょうど高速道路が開通し、JR複線電化を前にした時期でしたが、これからも丹波地域の自然や文化を守ろうとしたもので、既に30年以上も前にこのような考え方をとり入れたことは画期的で今の地方創生の先がけとも評価されています。

丹波篠山市はこの構想に基づき、農都宣言、城下町の景観整備、ふるさとの森、川づくり、生物多様性などの取組みを進めています。

おかげで、だんだんおしゃれなまち、魅力あるまちとなってきました。

 

ところが、この「丹波の森」という考え方を知らない人が7割もあることが、丹波県民局が実施されたアンケートからわかりました。

そう言えば、兵庫県も丹波篠山市も、丹波市もその言葉を使うことが少なくなってしまっています。

このまちづくりの理念はこれからますます大切になってきます。

今年は、もう一度、この宣言を思い起こす年にしたいと思います。

 

丹波の森づくりを進める丹波の森協会での年頭あいさつでそのようなお話をしました。

表敬訪問の来られた女性と市長の記念撮影

写真は、丹波の森協会の編集された「民話」の語り部をすすめていただくようお話をした野村朋未アナウンサーです。