未来志向の獣がいフォーラム(市長日記R4.1.17)

更新日:2022年01月17日

令和4年1月17日

「獣害」ではなく「獣がい」と、「害」を「がい」と表記している自治体は、全国でも丹波篠山市だけです。これは野生動物を害悪ととらえて人との対立をあおるのではなく、いろんな取組みによって地域の活性化を図ろうとするものです。

1月10日に、全国にもオンライン中継をしながらフォーラムを開催しましたが、全国でも200人以上視聴され、会場も、なんと若い人も多くほぼいっぱいでした。

 

1.畑地区では、獣がい柵の点検を地域住民だけでなく大学生の参加を得て実施しています。畑地域のファンが増えています。

2.大山小学校では電気柵によって大山スイカを守りました。

3.篠山東雲高校では放置された柿を使ってお菓子(かき茶ロール)を作りました。

4.京都府立大学の藤木健太君は篠山大好き、高校時代から獣がい対策を学び、将来に生かします。

5.篠山ロータリークラブは経済人の集まりですが、丹波篠山市の農を支える獣がい対策を応援していただき、柵の点検などにも一緒に参加していただいています。

6.新温泉町春来地区では、クラウドファンディングで資金(約120万円)を集めて電気柵を設置し、そば畑を守りました。資金が集まったのはシカやイノシシを捕るからではなく、地域を守ることに共感を得たからです。

市長が演台の前でマイクを持ってあいさつされている。
パネルディスカッションをしていて、参加者の方が椅子に座って発言されている
パネルディスカッションで男性がマイクを持って話されている
フォーラム会場で、客席はほぼ満席。年配の方や学生、若い世代も参加している。