市野々に20年ぶり赤ちゃん(市長日記R4.10.11)
令和4年10月11日
丹波篠山市の一番東の地区が「大芋(おくも)」で、JR篠山口駅から一番遠く、高齢化が進み、公共施設もありません。
しかし、住民は一番温かく、地域への思いも熱いのです。
大芋小学校の閉校後の校舎を活用して「泊まれる学校おくも村」を開設され、宿泊客も多く活性化を目指されています。
車に乗れない人が不自由しないよう、地域でボランティア的な運送事業もされています。
少しずつ、若い方も増えています。
この大芋の中の市野々の集落は人口約60人です。
8年前に「かかし」を作りはじめ、今ではかかしが70人を超え、「かかしの里」となっています。
この市野々で、今年は「わたべみちこ人形展」が開催されました。
昭和の時代の村の生活、家族、子ども達の遊び、村のお嫁さん、おじいさんとおばあさんなど表情豊かに描かれています。
車もない、オール電化などもない、田植え機やコンバインもない、圃場整備もされていない、何もないのに助け合い、皆が集まれば楽しく幸せだったのです。
この人形達を見て涙を流して帰る人もあります。
この会場となった旧村山家は、今は大阪から移住した地域おこし協力隊の加藤俊希さんがご夫婦で暮らしておられます。
そして、なんと市野々には20年ぶりの赤ちゃんが誕生です!
こんな良いところですので、これから若い人が増えそうです!!
更新日:2022年10月11日