谷舗吉紀君を悼む(市長日記R4.2.11)
令和4年2月11日
丹波篠山市役所農都創造部農都整備課係長の谷舗吉紀(たにしき よしき)君が、去る2月2日、43才の若さで急逝されました。
市役所では谷舗君と親しく共に仕事に励んだ仲間たちが別れを惜しみ、ただただ悲しみに包まれています。
谷舗君が亡くなったのは、看取られた主治医の先生のお話では内臓に持病があって急激に悪化したのではないかとのことです。
奥様やお子様を残し、仕事もまだまだこれからやりたいことが沢山あったはずで、その無念はいかばかりかとお察しいたします。
谷舗君は平成9年丹南町役場に採用されて以降、まちづくりや農業の仕事の中で土木の技術職の中心となって活躍をしてきました。
市道大沢新栗栖野線の整備や高倉地区地籍調査などで成果を上げ、また、今、市が進めようとしている自然環境に配慮した水路づくりについて、昨年夏にはこれから未来につながるモデルを作っていただきました。
仕事振りはとてもまじめで責任感が強く、何事にも一生懸命打ち込んでいただきました。
また市役所野球部でも活躍し、いつも仲間に囲まれ明るく前向きな人柄に上司 同僚そして市民から厚い信頼を得ていました。
私も大変信頼し期待をしていました。
谷舗君が担当した水路のモデルを農都水路(ヨシキモデル)と命名したいと考えています。
これは水路の三面がコンクリートではなく、壁面と底面の部分に穴を開けて土や草などの自然環境を残し、生物の住める環境も保とうとするものです。
谷舗君が真摯に仕事に打ち込んだ姿を忘れず、その志を受け継いでいきます。
ありし日の、あのはつらつとしたお姿と誰からも愛された誠実なお人柄を偲び 心からご冥福をお祈り申し上げます。
どうか天上からご家族のお幸せと丹波篠山市の発展をあたたかく見守りください。
更新日:2022年02月11日