ロシア総領事にお願い(市長日記R4.3.11)

更新日:2022年03月11日

令和4年3月11日

在大阪ロシア連邦総領事テルスキフ・アレキサンダーさんとお出会いし、戦争の終結をお願いしてきました。

丹波篠山市はユネスコ創造都市ネットワークに加盟しています。これは平和を愛し、文化、芸術やまちの魅力を生かして活性化を図ろうとするまちの国際的ネットワークです。空爆で惨状が伝えられているウクライナのハリコフも創造都市です。ロシアにも4都市あり、この4都市への手紙も預けました。

 

総領事はロシアの立場を日本語で説明されました。

「2014年のキエフのクーデターが発端で、ロシアと立場を異にする民族主義の政権となった。ウクライナは、ウクライナ人だけでなく、ロシア人、ハンガリー人、タタール人など多民族国家である。ウクライナの軍事的な作戦で、8年間で1万3000人の異民族が亡くなったことから、ロシアはそれを救済することにある。あわせてロシアの安全保持のためウクライナの非軍事化が必要で、そのための軍事作戦である。

ロシアとしては核兵器を使用する考えはない。マスコミはロシアの立場を報じてくれない。民間人の犠牲者が出ないよう努力している。

近いうちに作戦が終わるよう努力している」というものでした。

 

私からは、「ロシア人も良心的な人が多いと聞いています。事情はあったとしても戦争はやめてほしい。私たちは惨状を目にしていたたまれない気持ちです。ユネスコの加盟都市にも手紙を渡してほしい」とお願いしてきました。

 

丹波市とロシアの「タンボフ」市とは似たような名前のまちとして交流があり、総領事は昨年丹波市に行かれたことがあるそうです。

 

今度はよい形でお会いしたいと言われ、丹波篠山市にもお越しいただきたいとお話しました。

 

都市間交流が大切だということを改めて思いました。

一日も早く平和が来ますように。