農都を担う若き3人(市長日記R4.5.9)

更新日:2022年05月09日

令和4年5月9日

株式会社AGRI STREET(アグリストリート)、吉野剛弘(たかひろ)さん、株式会社赤井農産が新たに認定農業者になられました。認定農業者とは、農業経営改善計画を立てたうえで、地域農業の担い手として認められた農家を言います。

 

株式会社AGRI STREETの代表、大坂宇津実さんは大阪市出身。市内の西紀南地区で活動されている農村ボランティアグループ「にしき恋」の立ち上げに関わり、この活動がきっかけとなって、黒田で就農され、今回、法人設立を機に認定農業者となられました。「発信力が武器」と語る大坂さんのインスタグラムのフォロワーはなんと14,000人。今後も、黒枝豆の生産はもちろんのこと、丹波篠山の農業、魅力をどんどん発信していきたいと意気込んでおられます。

 

吉野さんは宝塚市出身。宝塚市や丹波篠山市の大型農家の元で約5年間修業ののち、縁あって小多田で就農されました。実家は非農家ですが、就農セミナーに参加したことが農業を始めるきっかけとなったとのこと。当時は、まさか自分がここまで農業に打ち込むとは想像もしていなかったそうです。経験を積み、黒枝豆が思うように作れるようになってきて、今回、認定農業者となられました。「まだ先のことは分からないが、これからの5年間で、どのような先が見えるのかが楽しみ」と吉野さんは語られています。

 

株式会社赤井農産の代表、赤井満さんは、東本荘で祖父の代から3代続く農家の出身です。最初は全く農業には興味がなく、父から誘われたことがきっかけになったとのことで、この度、経営を引き継いだタイミングで法人組織を設立されました。経営規模は、作業受託を含めると約60ヘクタールもあり、酒米が非常に好調だそうです。「従業員が働きやすい一次産業を目指して法人を立ち上げた」と赤井さん。新たに加入されたスタッフと共に頑張っていきたいと抱負を述べられました。

 

大坂さんは28歳、吉野さんは37歳、赤井さんは40歳。若い力をもって、農都丹波篠山の農業を将来に渡って牽引してほしいと思います。今後のご活躍に期待しています。

認定証を持った男性3人と市長の記念撮影

▲イケメンな4人です!

(右から赤井さん、吉野さん、大坂さん)