紀州湯浅(市長日記R4.5.13)

更新日:2022年05月13日

令和4年5月13日

近畿市長会が和歌山市で開催され、早朝から出かけました。

3年ぶりの開催で、この間に誕生した新しい市長のあいさつ、地方財政措置、医療体制の確保、新型コロナウイルス感染症対策など多くの提言、要望の採択があり、最後に新しい会長に伊丹市の藤原市長が選出されました。

 

会議後に和歌山県で唯一、重要伝統的建造物群保存地区に選定されている湯浅町に立ち寄りました。

通りを歩けば香ばしい醤油の香り、湯浅の懐かしいまちなみがありました。

今や和食の重要な味覚として世界に広がっている醤油ですが、その第一歩は遥か中世、中国に渡った禅僧が持ち帰ってきた金山寺味噌でした。湯浅の人々がこの味を受け継いで金山寺味噌をつくり、さらにその桶に溜まった汁に工夫を重ねて誕生したのが現在の醤油だそうです。

 

途中のパーキングでは「ツバメが帰ってきました」と表示され、巣が守られて、行き交う人々はあたたかい気持ちになりました。

湯浅の重伝建地区のまちなみの様子
川辺にある醤油づくりの蔵
パーキングエリアの柱につばめが巣を作っていてその下にヒナが落下した時に受けとめる箱が設置してある
カラーコーンにツバメが帰ってきましたというプレートがある。
ツバメの巣の下に、カラーコーンが置いてありツバメが帰ってきましたというプレートが張ってある