全国重伝建大会、来年は丹波篠山で!(市長日記R4.5.26)
令和4年5月27日
重伝建というのは、重要伝統的建造物群保存地区のことで、言わば重要な歴史的なまちなみを言います。
全国で126カ所、兵庫県内では神戸市の北野、豊岡の出石、丹波篠山の城下町と福住、あと、たつの、養父の大屋町の6地区です。
この全国大会が5月19日・20日に今年は広島県呉市で開催され、来年の開催地が丹波篠山市と正式に決まりました。
城下町は平成16年から、福住は平成24年から重伝建に選定されていますが、初の全国大会です。
今年の全国大会は市長や教育長だけでなく、城下町と福住の保存会からも出席されました。
呉市は、かつては鎮守府が置かれ、戦艦大和や伊勢、日向を建造した軍港で栄えたまちで、日本遺産に認定されています。
呉市の重伝建は「御手洗(みたらい)のまちなみ」です。
呉からバスでドーン、ドーンと揺られながら1時間15分。
島なのですが、橋でつながれています。
ここでは、江戸時代に船での航行がはじまり御手洗の沖合が「潮待ち、風待ち」に適した天然の良港として注目され、港町として発展しました。また、北前船が寄港して商いをする人々が集まるようになり、花街ができ、遊女が100人ほどおられたそうです。
地域の人は、この女性達に感謝されお墓もありました。それをしのばせる建物も残されていました。
映画「ドライブ・マイ・カー」の舞台にもなり、休日ともなると多くの観光客が訪れていて、ゆっくり宿泊される方にも人気だそうです。
グループに分かれて、地元の方にゆったりとご案内いただきました。
更新日:2022年05月27日