長沢先生は甲子園を目指します 本気です!!(市長日記R4.8.26)

更新日:2022年08月26日

令和4年8月26日

長沢先生が丹波篠山市でスポーツ振興に携わり、主に篠山産業高校で野球部の指導をされるニュースは、全国紙、スポーツ新聞、ネットで全国的な注目を集めています。

ネットの書きこみなどの反応は驚きとともに好意的、期待されるご意見が多く寄せられています。

春夏通算7回甲子園出場を果たされ、準優勝も経験された誰もが認める「名将」が野球中心の高校ではなく、地方の公立校の指導をされるのです。

高校野球はこの夏の甲子園も多くの感動を与えてくれましたが、優勝の仙台育英高校、準優勝の下関国際高校、注目された大阪桐蔭高校、近江高校などいずれも私立の強豪校で、野球にかける強い気持ちと技術、体力の優れた選手が集まっています。

こういった現在の高校野球界の中で、丹波篠山の公立、篠山産業高校を選んでいただき、地域に根ざした生徒を中心に甲子園を目指したいというのですから、その意気、ふるさとへの思いに多くの人達から拍手が送られています。

篠山産業高校の澤監督(澤先生)が丹波新聞のインタビューで言っておられた「地域の生徒が集まる地域型野球のモデル」になればと思います。

 

篠山産業高校の選手達も、目の色が変わりました。

甲子園を目指したいと頑張っているようです。

8月21日の秋季の県大会地区予選では、この夏の県大会で4回戦まで進んだ丹波地区の強豪柏原高校を破り、県大会出場を決めました。

ライバル篠山鳳鳴高校ともできれば定期的に試合を行って、それを通し指導ができればと思っておられます。

ソフトボールの子ども、生徒たちも大喜びです。先日、篠山鳳鳴高校でソフトボールの練習試合があることを関係者が長沢先生に伝えたところ、すぐ来ていただきお話やアドバイスをされたそうで、早速このようなことがあり子ども達は喜んでいたそうです。

秋には中学生や一般のソフトボール大会があり、既に案内もされています。

 

篠山産業高校の関係者はもちろん大喜び。学校が大きく飛躍するチャンスと期待されています。

篠山産業高校だけではありません。市内の高校、中学がスポーツを通じても大きく盛り上がるよう市民の期待がふくらんでいます。

また、今後、中学校の部活動は学校から地域での取り組みに移行するとされています。高校も同じ流れかもしれません。

このような流れの中、スポーツ全般にわたる部活動を活性化させることにもつながっていければと考えています。

 

長沢先生の行動を見る時、闘将であり、熱血であり、誰からも慕われる人であり、やさしい人です。

そして、篠山産業高校を甲子園にと本気です。

今も、岡山から車をとばして何度も篠山産業高校の野球を見に来られています。試合があればすぐ飛んで行って見ておられます。

ひとりひとりの選手を見てどこを伸ばすかを考えられるようです。

先生のご本を読んで感じることは、多くの部員がいても、レギュラーだけでなくひとりひとりの個性を大切にしてやさしく見ておられる、だから誰からも尊敬され慕われるのだと思います。

 

なお、長沢先生への市からの報酬額については、先生は一切お金のことは言われません。

子ども達のことだけです。

ソフトボールの試合で、ランナーがホームインし、キャッチャーがボールをキャッチしようとしている
ソフトボールの試合で、バッターが打ち、ファストランナーがスタートしようとしている

平成24年に開催した丹波篠山・長沢ソフトボールキャンプの様子。

全国から中学生のソフトボールチーム 97チームが集まり、市内で交流しました。