JICA海外協力隊 星宗果歩さん タイ国に派遣（市長日記R5.10.5）

令和5年10月5日

丹波篠山市出身で、JICA海外協力隊としてタイ国に派遣される星宗果歩さんが表敬訪問に来られました。この10月から令和7年10月までタイ国に派遣され、美容に関する技術指導をされます。

星宗さんは、鳳鳴高校出身で、高校卒業後は美容師の専門学校に進まれ、丹波篠山で約5年間美容師としての経験を積まれました。その後は、北海道のゲストハウスでの訪問美容、地域のイベントへの出店などの経験をされました。

訪問美容では、外出が困難な方のご自宅や施設に行ってカットをした際に喜んでもらえたことが、美容師としてのやりがいを感じ、星宗さん自身の活動のきっかけの1つとなったそうです。

もともとワーキングホリデーなど、海外での活動に興味があったことや、職場にJICA海外協力隊の方がおられたこともあり、協力隊に応募されました。

また、フォトスタジオで働いていた経験があり、カットやパーマだけでなく、エクステやネイル、着付けなど美容のスキルは抜群です。お話ししてみると、とても明るい方でやる気満々の思いを伝えていただきました。

星宗さんの派遣先は、タイ国ノンタブリーにあるクレタッカン人身取引被害者保護福祉センターというところです。入所されている方は人身取引被害により心理的・精神的な問題を抱えている女性たちです。美容に関する知識や技術の指導を行うだけでなく、心のケアも必要になってきます。

しかし、星宗さんはあまり緊張しておらず、ケアが必要な人たちに自分の技術を使って、技術があれば自立できるよ、楽しいこともあるよと伝えたいと、前向きに話されました。

慣れない土地で、色々大変なこともあると思いますが、美容師の技術と持ち前の明るさを生かして、ぜひ頑張ってきてほしいと思います。