篠山小学校創立150周年!(市長日記R5.3.1)
令和5年3月1日
このたび篠山小学校が創立150周年を迎えられ、地域の皆さんでお祝いしました。式典では記念に制作された愛唱歌「木漏れ陽(こもれび)」の披露がありました。この愛唱歌は、篠山小学校で受け継がれている「真」「善」「美」「聖」など漢詩にもとづく学級名にちなんで、子どもたちが考えた言葉を元に、シンガーソングライターの森源太さんが作詞と音付けをされたものです。
篠山小学校は、私たちにとって宝物です!国の史跡である篠山城跡地内にあり、目の前にお城やお堀が広がります。更に戦後の学校校舎として貴重な価値がある昔のままの木造校舎です。
こんな学校で勉強できれば、みんな心やさしく、そして強く、ふるさとを愛する子に成長してくれます。
私は、篠山小学校を巣立った子は、みんなお殿様、お姫様のようだなあとうらやましく思っていました。
平成27年(2015年)、丸4年かかって全国的にほとんど例のない木造校舎の耐震改修工事が、多くの難しい課題を克服して完成しました。
これは、東京大学の腰原先生、神戸芸術工科大学の花田先生など、国内でも一流の先生方のご指導とともに、地域の皆さん、保護者の皆さんのお力によるものです。
花田先生は「住民と行政が一体となって保存活動をされたのは全国的にも珍しくよいお手本です。木造校舎を大切にされようとした地域や保護者の熱意は大変素晴らしい。」と話されました。
また、子ども達が「この校舎が大好きです。大切に未来に引き継ぎます。」と感謝の言葉を述べてくれたことは、感無量で忘れられません。
これから未来にわたって篠山小学校が今の篠山城跡地内にあり続けられるよう、篠山小学校を登録文化財に指定できるよう取り組んでいるところです。
丹波篠山市のシンボル篠山小学校のますますのご発展をお祈りします。
更新日:2023年03月01日