12年間の東日本大震災被災者への支援を終える(市長日記R5.3.13)

更新日:2023年03月23日

令和5年3月13日

平成23年、2011年3月11日に発生した東日本大震災から12年が経ちました。

この12年間、丹波篠山市では市民の皆さんからの温かい思いのこもった寄附金と同額の市費を基にした「支援基金」を活用し、いろいろな形で支援に役立ててきました。

 

被災者への支援活動では、市民ボランティアを派遣するためのボランティアバスに補助金を出して、歌や音楽を交えた心のケアにも取り組みました。また、子ども達を派遣し、西紀中学校の生徒達が仮設住宅でハンドマッサージをしたり、東雲高校生が被災地でグリーンカーテンに取り組んだりしました。

 

震災から5年が経過した時点で国からの被災者支援が終わる中、丹波篠山市では、独自に避難者への家賃補助の支援をこれまで継続してきました。これは、全国的にもあまり例がなく丹波篠山市ならではのことです。市内に避難してこられた方々が丹波篠山での生活になじみ、この支援が少しでも支えになっていたら幸いです。

 

2023年3月末をもって支援基金を使い切り、東日本大震災被災者への支援は終わりますが、東日本大震災の記憶を風化させることなく、気持ちは寄り添い続けたいと思います。