子育て応援のまち奈義町(市長日記R5.3.14)
令和5年3月14日
子育て支援で注目されている岡山県奈義町を視察しました。
先日、岸田総理が視察に行かれたことで話題を呼びました。
奈義町では10年前に「子育て応援宣言」され、現在、合計特殊出生率2.95%の成果を挙げられています。奥町長と面談していただき、「子育て支援と少子化対策は、高齢者が安心して最後まで暮らせる町の維持のため」との信念のもと、町民に寄り添った施策を展開されているお話を伺いました。
住民投票で津山市との合併を見送ることを決定され、行財政改革では、議員定数削減や各種団体の補助金削減、委員報酬の削減などに取り組まれてきました。合併を選ばれなかった町民の意思には、合併しても周辺地は取り残されるとの危機感と、奈義町に誇りを持つ町民の意識の高さがあったとのことです。
子育て支援施設「なぎチャイルドホーム」は、就学前の子育て支援機能に加え、地域交流の場としての世代間交流や、就学児童の放課後場所づくり、一時預かり保育など、多機能的に子育て支援に関わる拠点となっています。
また、「なぎしごとえん」では、地域の困りごとを解決するため、草刈りや剪定、パソコン入力作業などを登録者に紹介して仕事を創出されています。ここでは、子育て中の若いお母さんも子育ての合間に子どもを見てもらいながら仕事ができる仕組みで活発に利用されています。
さらに、若者住宅の確保のため、町営住宅の提供や民間賃貸住宅の建設助成や分譲地整備への補助も進められています。
奈義町は先見の明を持って時代を見据えられ、先手を打った効果的な施策を展開されておりとても参考になりました。
丹波篠山市も子育ていちばんを目指します。
更新日:2023年03月14日