丹波篠山市オーガニックビレッジ宣言(市長日記R5.5.2)
令和5年5月2日
「オーガニックビレッジ」とは、有機農業を地域ぐるみで進める市町村のことをいいます。有機農業とは、化学肥料や農薬、遺伝子組み換え技術を利用しないことなどを要件とします。全国で約30市町村、兵庫県下では丹波市に次ぐものです。
国では、みどりの食料システム戦略で、2050年までに有機の面積を全耕地面積の25%にまで拡大することとしています。これは世界の流れです。
自然や生態系に配慮して、健康に良い、そして世界的に持続可能な農業をめざそうというものです。現在日本で使われる化学肥料は、ほとんどが外国で製造されています。
現状市内で、広い意味で有機農業に取り組む方は、農家3224人中122人、農地面積は3182haのうち94haとなっています。
では、これをどのように広げていくかが課題です。
まず、農家の皆さんに有機農業と慣行農業の違いをご理解いただくために、その研修の場が必要となっています。
一体、どれが化学肥料なのかすら判断しにくいところがあるのです。
その代わりに、どんな肥料があるか、どのように土づくりをするか、除草はどのようにするかなど、今後早期にお示しできるようにしなければなりません。
農都丹波篠山の新たな歴史が始まります。
これにより、更なるブランドの向上、発展が期待されます。
更新日:2023年05月02日