第1号パートナーシップ宣誓(市長日記R5.5.8)

更新日:2023年05月08日

令和5年5月8日

丹波篠山市では、令和5年4月1日からパートナーシップ宣誓制度を開始しています。

この制度は、お互いを人生のパートナーとして、日常生活において相互に協力し合うことを約束した一方又は双方が性的マイノリティである二人に対して、市がパートナーシップ宣誓書受領証の交付を行うものです。

 

4月19日に初めてのパートナーシップの宣誓があり、5月2日、宣誓されたお二人に受領証を交付しました。

宣誓されたお二人は、市内在住の40代と50代の男性のカップルで、約22年前に知り合い、パートナーの関係になられました。

 

お二人は、丹波篠山市が4月から制度を開始することを知って、この日を心待ちにされていました。

 

お二人は、「第1号ということを大変誇りに思います。長く丹波篠山市に住んできて本当によかった。私たちは知り合って20年以上ともに生活をしてきましたが、公的に2人の関係を認めていただいたことが本当にうれしい」と言われ、

また、宣誓された動機については、

「将来のことを考えたとき、生命保険の受け取りや病気になった時の医師の説明、入院したときの面会など、緊急を要するときに、夫婦でなければ認めてもらえないことが多くあります。今回パートナーとして認めていただいたことで、全てがクリアできるわけではありませんが、一歩を踏み出せたことに安心しています。」

「私たちのようなカップルは、他にもおられると思います。ただ、社会の理解や地域性もあり、なかなかオープンにできない事情もあります。第1号の宣誓があったことを、広く市民のみなさんに知っていただき、宣誓しやすい環境づくりにつながればと思います。」と笑顔で話されました。

 

パートナーシップを宣誓したカップルが利用できる公的サービスには、市営住宅の入居申込や犯罪被害者等支援金支給事業があります。

 

制度開始から1か月余りですが、宣誓があったことを大変うれしく思うとともにお二人の末永いお幸せをお祈りします。

これからも、性的マイノリィの方々への理解を広め、多様性を認め合い、お互いの人権を尊重しあう丹波篠山市を目指していきます。