外国人にも人気呼ぶ!時本さんの甲冑(市長日記R5.5.10)

更新日:2023年05月10日

令和5年5月10日

丹波篠山市民の時本昭男(てるお)さんから手作り甲冑をご寄付いただきました。

大人用12領、こども用3領の計15領とたいへん多くの甲冑です。丹波篠山ゆかりの青山家や波多野家、また織田信長や明智光秀の甲冑もあります。

ありがとうございます。

 

時本さんは現在81歳で、50歳頃から約30年間にわたって甲冑を製作されています。

きっかけは、お城巡りが好きで、いろんなお城を巡っている時に甲冑を目にし、自分も作ってみたいと思われたからだそうです。

 

材質は、塩ビ板と厚紙、一部に木を使われていて、塩ビ板は約100度の熱で曲げ、すべて手作業で塗装もされます。

本物の写真を見て研究し、特に曲げる作業が難しいそうです。

その器用さと根気強さ、研究熱心さに驚くばかりです。

はじめは1年くらいかかりましたが、だいぶ慣れてきてそれでも何か月もかかるそうです。

波多野秀治、織田信長、明智光秀などそれぞれの武将の気持ちになって、強く戦えるよう作られています。

 

この甲冑は、すでに大人気です。

先日のゴールデンウィークには、高校生がこれを着けてまち中を歩くと、人だかりができました。大書院ではこれを着けてお殿様気分にもなれます。

 

時本さんは、「多くの観光客に着てもらえたらうれしい。特に外国人の方も喜んで着ていただいている。今後もみなさんに楽しんでもらえるようなイベントで活用してほしい。」とおっしゃっていました。

 

レジェンド&バタフライの撮影、行ってみたい城下町全国2位のテレビ放映などもあって盛り上がる丹波篠山の城下町です。

外国人には、この甲冑は特に人気ですので、これは丹波篠山の目玉になりそうです。

2025年に開催する丹波篠山国際博でも、ぜひ活用させていただきたいと思います。

時本さん、本当にありがとうございました。